現代版「姨捨」

今日は投稿の予定はなかったのですが、イタリアコロナで目につく記事があったのでシェアします。

それは現代の姨捨版とでもいえる思想です。コロナは実に人間の根源的な深部思想をえぐりだして見せてくれるようです。

イタリアではまさにコロナ禍の最盛期で下手をすると深刻な医療崩壊が起こり、重症患者への医療病床医療器材の限られた資源をどの患者に配分するかという問題に直面する。その際の指針が公表された。それによると、基本的考えは年齢制限。つまり、致死率の極めて高い年齢80歳以上の患者には医療資源を配分せず成り行きに任せる、すなわち見捨てるというのがコンセプトだ。80以上の老人を救っても彼らが社会貢献する機会は極めて少ない、そんなくらいなら限られた貴重な医療資源はより若年層の重症患者に振り向けようというもの。日本古来の姨捨思想である。考えてみれば有効資源活用に際してはきわめて合理的思想であり、ヨーロッパ的思考形態にも適合するものであったということである。ただし、この手の合理性は不要人種排斥のナチズム思想につながることに留意する必要があり、RECOCAは断固反対する。

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