大実験

●大実験

イベント自粛ムード・締め付け強固な中でやりましたね。さいたまスーパーアリーナでの観客6500人のK-1大イベント。勇気ある実験だ。ただこれは蛮勇にもなりかねない。仮に感染クラスターになれば主催者、感染者批判の嵐で大変なことになるだろう。一方でこれが何事もなければ、図書館、公民館の一律閉鎖、花見宴会自粛要請は何だったのか、となる。どちらに転んでも興味ある事象。ただ、K1主催者の苦悩はよく理解できる。中止の損害は1億円だそうだ。真面目に公益重視で負債一億円を背負って生きてゆくより、コロナばらまいたとしてもごめんなさいと一時土下座すれば済むことを選んだ結果であろう。これが日本の法制度の限界なのだから、不満なら罰則付きの強制力のある命令法制の施行が必要である。どうします野党さん。

●台湾のマスク供給管理等

台湾はコロナ対策封じ込めをとてもうまくやっているようだ。一つはいち早い中国からの入国禁止。二つ目にマスクその他国内流通の管理。両者とも日本は失敗した。10年ごとに今回のような新ウイルスの襲撃があることを前提に、今回の失敗の原因を精査して次に備えてもらいたい。尤もその時RECOCAの棲息確率は限りなく低いので実はどうでもよいが。

台湾では、一日一千万枚のマスク増産供給を要請。それを郵便局が国指定の薬局に輸送。まずここが日本の丸投げ体制と違うところ。日本では流通管理をしないものだから中間業者に買い占められて薬局に届く前に雲散霧消している。さらに個人へのマスク配分も管理が行き届いて大行列などの不細工なことにはなっていない。台湾ではスマホで管理していると思うが、日本ではそこまでの体制はない。しかし日本には個人ナンバーがあるではないか。今回はこれを活用する絶好の機会だった。国はナンバー制度など真面目に扱う気はないことがはっきりしたのでナンバーカードの作成は以前通りしないことにする。

●オリンピック延期問題

トランプさんが安倍首相と話し合ったそうだ。トランプ大統領記者会見で曰く「延期という選択肢もあり来年に延期かも知れない。安倍首相が何らかの決断をすることを知っている。私が影響を与えてはいけないから何も言わない。」という影響を与えて延期を迫ったから、トランプに弱い安倍さんのことだからこれで踏ん切りがついただろうと思う。

それで芭蕉俳句傑作(?)パロディを思いつきました。芭蕉の元句はご存知ですね。

・夏草やつわもの共の夢何時(いつ)ぞ RECOCA

これ上出来と思いません?

●一週間前の朝日俳壇と歌壇におけるコロナの扱いで、俳壇入選句にコロナが皆無であることを述べたが今週も同傾向。ただし、今回は一句だけ現れた。

・ウイルスにかかはりもなく春の空  村瀬みさを

所詮この程度の句しか出てこないようだ。

一方、歌壇はコロナで大盛況だ。入選40首中、コロナマスク関連で18首!

この違いは何!?

傑作と思った短歌。

・トイレットペーパーはなしマスクなし

          消毒液もなし山笑う 太田千鶴子

●日本では感染者数の爆発的増加が起きていませんね。その理由は検査をしてないからだと思っていましたが、そうではないという専門家の解説があったので紹介します。もしそうだったら、原因不明の肺炎死者が激増しているはずだというのです。

同氏によれば日本では今後も爆発的増加の可能性は低い。これは感染拡大疫学理論でいうところの免疫バリアによるものだとか。新型コロナの免疫をすでに保持している日本人が一定数流行開始時にいてそれが現在の感染拡大バリア(障壁)になってくれているという説です。これは中国との交流が頻繁な日本においては春節以前に来日の中国人からすでにゆるゆると感染して免疫ができてしまっているということです。これが正しければ日本においては国民の半数が感染して流行の終わりなんてことにはならないはずです。