誇大妄想

私の愛読書に下記のような文明批評があります。小学生が理解できる日本語で本質を言い当てている。難しい言葉であえて難しく論述する人は、本当は頭の悪い人であるということが良く分かる一節です。下記の文節の言ってることを一言で言えば、現代文明は精神(魂)の発達を置き去りにした物質重視の「かたわ」の文明だということです。これは自然大災害や今回のような世界的厄災の時如実に表れると思います。例えば次のリンクを見てください。他人の苦しみをこうして平気で笑っていられる精神などその典型ではないでしょうか。

this.kiji.is

一方、別の考え方をすれば、今回の世界的コロナ禍のような大災害は、利己主義を改善して人格を磨く絶好の機会であり、災害は天の試練ではあるがそれ以上に精神向上のために与えられた恩恵として人類は広く活用すべきだと思います。例えば、コロナ治療薬やワクチン。開発した国は一人で抱え込まないで、あるいは自国で買い占めるなどしないで途上国に分け与える。こうした一つ一つの国際的な小さな善意の積み重ねが地球的平和実現の礎になる。そう思います。

今朝は天気が良く、コロナを忘れる五月晴れなので妄想が広がりました。

下記「引用文」は簡略化のため相当言い換えをしているので敢えて出典を明示しません。

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「人類は物質的な面で非常に高度なものを成就して驚異的な発達を遂げた。しかし、同じ発達が精神面、霊的な面に見られないのです。その結果、利己主義という地上で最も厄介な罪を生み出すことになった。こうした事実から学ばねばならない教訓がある。それは、物質面での発達を、全面的でなくてもよいから、霊的並びに精神的側面にも、ある程度は反映するようにならない限り、人類は自らの創造の成果を平和的な生活の中で味わえるようにはならないということである。そうならない限り、地上の混沌、無秩序、各種の不協和音は消滅しない。物質文明の産物を自分一人のためでなく他のすべての人のために活用するようになれば地上天国が実現する。地上世界のすべての人が、自分よりも恵まれない人のために役立てる、何らかの才能を備えているものなのである。」