日本ではなぜ死者少ないかの新仮説紹介

日本人はなぜコロ助に打たれ強いか?ここにきてますます世界の七不思議の筆頭にランクされる勢いです。それに比べて、コロナ政策政府応満足度のアンケートでは日本は最下位。このギャップは非常に大事な事を教訓として示唆しています。それは後述。
日本における人口百万人当たりのコロナ死者数は、スペイン、イタリア、米国、ドイツ、フランスより二桁も少ないし発病者も当然少ない。CPR検査も少ない、都市封鎖もしないのになぜと不思議に思われるでしょうね。このままでは日本の死者は40万人になると警告した学者がいましたが大外れ。
その理由について以前からささやかれているのは結核のワクチンBCG説です。確かに日本を含めてBCGを接種している国の死者数は相対的に非常に少ないです。BCG接種との相関は見た目には非常に高いようにみえます。しかし詳しく検討するとこれは決め手ではないといわれています。
ここにきて最近新しい仮説が登場しました。京都大学上久保教授説。
これは1月に春節休暇で来日した大勢の中国人から感染して集団免疫ができてしまったという説です。実際の来日数は184万人!この時のコロナウイルス弱毒性のK型だったので日本人は感染しても発病者は少なく重症になる人も少なく死者も少なかった。つまりこれが計らずもワクチンの役目を果たしたわけです。当時中国人の入国をとめなかった怪我の功名でしょうね。その後、3月に上海で強毒に変異したG型が発生して、これが中国と交流が深いイタリア経由で欧米へ拡大しました。春節時、欧米は日本と違って厳しく中国人の入国を遮断したものだから、弱毒K型による集団免疫ができなかったので、いきなり強毒G型コロナウイルスにさらされたいへんなことになってしまったという筋書きです。一方の日本はK型による集団免疫ワクチン効果で涼しい顔が出来ているわけです。以上が上久保教授仮説のあらましです。専門家によると、これは非常に優れた仮説なのでこれからの検証が期待されるとのことです。
もう一つの研究はこれからスタートするとのことですが、人種の遺伝子の違いによってコロナ耐性が違うのではないかという仮説です。私はいろいろな理由が複合的に作用していると思うので分析は簡単ではないと思っています。
正解は今後の研究によって明らかになるかもしれませんが、いずれにしろはっきりしているのは死者が少ないのは日本政府のコロナ対策がたまたま幸運に恵まれた結果だということです。もし最初から強毒G型が上陸していたらどうなっていたでしょうか。今ブラジルがそのシミュレーションを実地にやっているような気がします。ブラジルではやっているのはG型だとおもいますが、大統領の経済重視政策で国境閉鎖も隔離も何もしない状況です。その結果どうなったかというと急速にコロナワースト5の数字にランクインしてしまいました。
弱毒K型の集団免疫説が仮に正しいとしてもその有効期間が第2波襲来時まで継続しているか分かりません。その時こそ、日本の真価が問われるのではないでしょうか。

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