コロナ

・愛犬に引かれて万歩風涼し

・見晴るかす富士より湧くや雲の峰

またコロナで恐縮ですが。

●日本のプロ球界から大リーグに移籍して活躍中の平野投手がコロナに罹ったが昨日復帰合流し2時間の練習をこなしたと報じられた。完全復帰可能か、コロナ軽症者の後遺症との関係で平野投手の今後を注視している。

朝日新聞一面記事大々的に「米欧が巨費ワクチン争奪戦」という見出しでトップ記事がでていた。ワクチンナショナリズムである。しかし一つ言いたいのは自国だけ終息しても他国に蔓延していたら経済は日常に戻れないということである。国際協調は不可欠。

それともう一つ大事なこと。ワクチンの開発実用化は、例えば今秋から投与開始など絶対に拙速だということは、これまでのワクチン開発の歴史をみればすぐわかるはずである。これまで実現したのははBCGと種痘くらいのもので、インフルエンザワクチンはあるにはあるが、少し流行株の予測が狂えば無効だし、流行株と異なった株のワクチンを接種したばっかりに反ってインフルエンザに罹患しやすくなるということがあるらしい。こんなことがコロナで起こったら大変なことになる。米国のコロナワクチンが人に投与する臨床試験の第一次の結果を発表しているが、それによると確かに有効な抗体は出来た。しかし、その有効性が何日続くかは未定。それよりも問題は半数でインフルエンザ状のいわゆる副作用が現れていることである。日本のあるお医者さんは、仮にワクチンが実用されても自分は最低5年間は絶対に打たないと言っておられる。つまりそれだけ副作用の現れ方は複雑で、場合によっては接種10年後に現れるということもあるからである。ワクチン開発競争に日本は出遅れていると朝日は述べているが、それは日本国民政府が過去にいくつか手痛い薬害を経験してきているから慎重になっているのである。

蛇足として杞憂、老婆心をひとつ。

こんな拙速の危ないワクチン接種を社会生活へのパスポートなどとしないように今から釘をさしておく。