”接待を伴う店”

・日に一句コロナのおかげ汗拭う 

・千人も超せば平気さ梅雨長し RECOCA

接待を伴う店は自粛要請、と始めて聞いた時、随分変なことを言うものだと感じた。というのは、私が「接待」からイメージするのは、私が例えば得意先のお客を店に連れていって飲食などを供する行為をイメージするからである。だから接待に使えるような高級な店は営業自粛するべしと言っているように聞こえたのである。

全然違っていた。店の従業員がお客にぴったり張り付いて飲食の提供その他の行為を行う店のことを指していることが後で分かった。これを俗に下々では風俗の店と呼ぶ。お役所表現で持って回った言い方をすると表題のようになる。役所言葉のお勉強になったのでそれはそれでいいのだが、中には私のように早とちりしていわゆる普通の接待をやめた人がいるのではないか。そうだとしたら、その分いらぬ経済の縮小が発生していたことになる。はじめから風俗の店とはっきり言ってくれればいらぬ誤解は生じなかったはずなのに。