件名のニュースがネットに出ていたので、その概要を記しておきます。もし、笑いが健康に効果があれば元手ゼロの最高の健康法です。実は医学界でも以前から笑いの効果は注目されていて、認知症、糖尿病、心疾患の減少に役立つことが断片的に報告されていますが、しっかりとした医学的研究には至ってはいません。今回の名古屋大学のグループの調査研究はその先駆けともいえるもので、笑いの回数と介護リスク、死亡との関係を調べたものです。調査対象者は65歳以上の1万4千人、調査期間は2013~2016の3年間。これほどの大規模調査は世界初の試みだそうです。笑いの頻度を4グループに分ける。①笑う回数ほぼ毎日、②週に1~5回、③月に1~3回、④ほとんど笑わない
3年間で介護に至った人数を数える。①を1と正規化した時、他のグループはいくつになるかを見ると、②=1.04、③=0.97、④=1.42
①~③は誤差範囲で差なし。問題は全然笑わないグループ④が40%介護リスクが上昇していることです。これは意味のある数字です。
笑いと死亡の関係はまだ未定とのことです。
この研究結果から言えることは、少なくとも毎週一回は笑いましょうということですね。このくらいなら簡単にできるかな。それも難しいという謹厳居士さんにも朗報があります。ウソ笑い。可笑しくなくても、体操だと思ってワハハハとおなかから声に出す。介護施設の現場の方の話では、ウソ笑いしているうちに本当にうれしくなってくる人が多いそうです。
RECOCAの提案ですが、毎日の社会現象で腹立つこと多いですよね。その時、怒る代わりに、あいつら何とあほなことしてるんだと笑い飛ばすことにしてはいかがでしょうか。朝夕のTVニュースを見れば、日に2回は大笑いできると思いますよ。例えば、国会でやってることは、アドリブのないお芝居、即興のないジャズ、楽譜通りのバロック音楽演奏、つまり何の意外性も面白みもない退屈な見世物←それが滑稽、ワハハハハ・・。それでわれら庶民に笑いの健康を提供してくれてるんだね。もう一度、ワハハハハ・・。
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