極超マイクロ波(武器)

ネットでこういう武器があることを知り愕然とした。これは、核・化学・生物に並ぶ極悪悪魔の兵器だと一瞬思った。なにしろ遠隔地から何の前触れもなく音も匂いもなく環境を荒らすこともなく、ただ大勢の人間を均一に殺傷する。誰がどう使ったか、何が原因でやられたかも明らかでない武器。こういう類の武器は使用はすべて禁止条約の対象にすべきでではないでしょうか。

しかし禁止条約を作っても所詮は建前、核禁止拡散防止と同じで実効力はないだろう。

どういう意味かというと、すでに米国はこの武器の先進国であり、下の動画で分かるように中国も実戦配備した状況で、禁止条約などと叫んでも聞く耳持たないであろうからでる。

マイクロ波で我々が知っているのは、電子レンジへの民生技術利用である。一方、この武器はその波長を極めて短くして出力を極大にしただけの技術的応用である。民生技術が簡単に軍事に転用された例がこんなに身近にあった。中国は相当に力を入れてこの武器開発を実現し、下記動画によればインド軍に使用して抜群の効果を見ている。

日本との関係で言えば、尖閣周辺の日本漁船への絶好の威嚇用の武器になるのは火を見るより明らかであろう。日本の海上保安庁ないしは海上自衛隊も対抗上同じものを配備して日本の漁民を守るべきではないか。但し使用は先制使用をしないよう注意すべきである。相手に軍備格上げの口実を与えないようにするためである。かといって、丸腰の相手には手出ししないというような武士道精神はゼロの相手なので、米つきバッタのように這いつくばるだけでは何の解決にもならない。保持していることに意義があるのである。マイクロ波のような、民政だか軍用だか明らかでないような境界領域の研究は学術会議がまず関門なので、ここの土台を改革するのが先決。

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