中国大停電

日本では寒波のため電力消費が供給容量の百%近くまで達しているとの報道がなされている。国から使用制限の要望は出ていないが、もし突然百%を超えてもすぐに全面的ブラックアウトにはならないらしいが、照明、暖房、水道等すべてのライフラインの停止状態に移行しかねないので、電力無しで暖房、調理可能な準備をしておくのが望ましい。

中国では、昨年の12月中旬から全土で突然の電力不足に陥って計画停電でやりくりしているらしい。少なくとも1月10日時点のネット報道ではそうなっているが、現在解消されたかどうかは不明。ある日予告なく停電となり、やがて計画停電が実施されているとか。とにかく内容がすごい。電気の供給中も徹底的使用制限が課され、外気温が摂氏3度にならないと暖房を入れてはいけない!北京は現在ー17℃の真冬。なぜそんなことになっているかというと、明らかな政策の失敗。それでもじっと耐えなくてはならない国民。野党というものがないからどうしようもない。

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元の発端はオーストラリアとのコロナを巡る確執である。オーストラリアは武漢ウイルスの発生についてトランプさんとともに現地調査を中国に要求した。これに怒った中国は、オーストラリア産の全石炭6000トンの輸入を禁止した。

中国は大量の石炭生産国なので国内への影響はないと思っただろうが結果は違った。経緯の詳細は省くが、中国国内の石炭価格の高騰を招き、民間の石炭火力発電会社すべてが操業意欲をなくして操業を停止してしまったのである。中国の発電会社の会計は、日本みたいな総括原価方式でないために、原料の価格変動を電力料金に反映できないのが操業停止の理由である。新型コロナ⇒大規模停電。これはまさしく、風が吹けば桶屋が儲かる的ストーリーで興味深い。

他にも何かストーリーが可能かな。詳しくは上記動画