日本は本当に感染大国なのか/医療崩壊は誰のせい?

相変わらず今回の新型コロナについて、日本は感染急拡大と医療崩壊で大変と大騒ぎしていますが、落ち着いて国際的に事実を直視すべきだと思います。

まず、新規感染者数(7日間の平均)の国際比較を示した次の図をご覧ください。(この図は下記武田氏の動画より拝借しています。)人口百万人当たりに基準化した感染者数です。ただし、2021年1月4日現在の数ですから、今は絶対数は増えていますが、他国との比較は変わらないと思います。

すると、まず日本=196人。(韓国は122人)次に中程度に増えている国、例えば、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、南アフリカ等⇒日本の7,8程度。そして米国、英国のアングロサクソン族はなぜか桁違いに多く、日本の30倍です。ですからそんなに焦る必要はないと思います。マスク、手洗い、うがいでゆったり構えて普通の生活してればいいのです。外を普通に出かけても構わないし、人と会ってもマスクで問題ないし、会食も注意すればOKです。

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それから、医療崩壊について。

まず、そもそも日本のベッド数は他のOECD(先進国)国に比べてそんなに少ないのでしょうか。いえ、いえ逆です。ダントツの一位なのです。次のグラフを見てください。(これも下記武田氏動画から拝借)

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この表は人口1000人当たりに基準化した病床数です。日本は13.6でダントツトップ。これに比べ、コロナ患者日本の8倍の欧州は3、患者数30倍の英米なども3です。つまり英米と日本の比較をトータルすると次のようになります。

患者数:英米は日本の30倍。病床数:英米は日本の1/4。つまり、日本の病床は英米の120倍余裕があるということになります。上記OECD各国とも医療崩壊している国はありません。日本がこんな余裕しゃくしゃくの状態で崩壊したら、それこそ天下の笑いものですよ。ニューズウイーク誌などの絶好の餌食になります。

昨夜のNHK夜9時のニュースウオッチ見ましたか。朝日新聞NHK番組表には、「病床数世界一。日本迫る医療の危機的状況」と書いてあるので、NHKもいよいよ核心に迫る報道を始めるのかと期待してみていたら・・。肝心の「病床数世界一」の言葉はゼロ。看板に偽りです。それこそNHKらしいといわれれば納得ですが。日本医師会からの圧力かな。

崩壊は確かに起こりつつあります。なぜか。国の8割を占める民間病院がコロナ病床を拒否しているからです。発熱など少しでも怪しいとみると救急外来含め診療拒否しています。これを医療崩壊という美名で呼んでいるのです。なんのことはない、単なる医療拒否。その裏で、病床は有り余っています。

すこしだけ民間病院の事情を忖度すると、コロナを受け入れると一般患者が来なくなり赤字、倒産の危機に陥るからです。欧米の病院は日本と逆で多くが国公立。なので国の政策にのっとった診療が可能です。ならば、日本の民間病院もある一定期間国公立病院並みに扱うことにして、損得抜きでやってもらえばいいのではないか。そのための財源?いくらでも赤字国債発行すればいいんではないでしょうか。高々数千の病床で破産するようなやわな日本国ではないですよ。

参考動画1

youtu.be

参考動画2

youtu.be