昨日朝日の朝刊の一面トップ記事が森会長のこれでした。これには、日本のオピニオンリーダーを代表する大新聞にしてはいかがなものかとまたしても思わされました。この日のトップニュースはなんと言っても「米ロ核軍縮条約延長合意」でしょう。このような世界のトップニュースにわざと読者の関心をそがせるような編集は、そうしないと売り上げに響くからでしょうか。幸いにもすべての有力新聞が同調してるわけではないようです。朝日、毎日、東京（名古屋の中日新聞系）以外の読売、日経、産経の一面トップは別の記事でした。一方、スポーツ紙や夕刊ゴシップ紙の全てが一面全頁をさいて森会長関連記事を大々的に報じていました。言ってみればその程度のウエイトに思えます。
何故そんなことが気になったかというと、最近読んだある本に気になることが書かれていたからです。
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「日本のトップニュースに外国人は驚いている。テレビや新聞のトップニュースが他の先進国とずいぶん違うということです。（中略）驚くべきことに、日本ではこういった国際ニュースはマイナーな扱いで、NHKやクオリティペーパーと呼ばれる大手一流新聞さえ、老人の車が暴走、あおり運転事件、崎陽軒シュウマイ売り切れ、ヒグマに襲われた、皇室メンバーの婚約者が親の借金について説明・・、海外で言えばゴシップ新聞程度のトピック記事がビッグニュースとして大きく取り扱われます。このように、日本では大手一流新聞であっても国内のものに偏っており、国際情勢、経済問題の取り上げ方は米英メディアと比べて大変浅いものです。」
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更に私が、森会長が発言されたという文を読んでも何が問題なのかさっぱり伝わってきませんでした。新聞で報じられた発言内容は次の通りです。
「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります。女性というのは競争意識が強い。誰か一人が手を上げて言うと、自分も言わなきゃとと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです。」以上です。
新聞の論調はすべて女性蔑視と論難していますが、どの言葉が蔑視なのか浅学のRECOCAにはとんと合点がいきません。女性は競争意識強い？それはむしろ森氏の女性評価の言葉であると思いました。そして会議で活発に発言して場を盛り上げることに貢献できる女性の存在は貴重なのでは？寡黙に空気を忖度する会員は給料泥棒ですから、そんな男性会員は女性に置き換えるべきです。会議に時間がかかりすぎるのは活性化の証拠で結構なこと。それが困るというのは議長が無能力だからにほかなりません。
大新聞の一紙くらいRECOCAの天邪鬼的見解を述べたものはないかと思ったのですが金太郎飴ですね～。それが日本の悪しき特徴でもありますが。
