昨日は天気が良いので、もう一度小金井公園へ花の様子を見に行ってきました。メインの広場の花はまだ見ごろでした。相変わらず皆お行儀が良い。時々、公園管理人が宴会禁止のポスターを掲げて巡回しているせいでしょう。ほっといたらすぐブルーシートだらけかも。
お弁当を餌にお弁当を餌をすこし撒いたらたちまちハトが寄ってきます。
そして今日は3月30日、早や春の最終月4月です。光陰矢の如しですが、矢のスピードを遅くする方法を考えてみましたが、一つは世の中の流れを遅くすることではないでしょうか。物理的に遅くすることは出来ないので、心理的な認知速度を加速して世の出来事の流れを相対的に遅くするのです。いわば、スローモーションで見るということでしょうか。桜の季節にしても、ただサイタサイタサクラガサイタではなく、蕾、開花、満開、散り始め、花吹雪、花絨毯、葉桜と開花から散るまで凝視するべきことがいっぱいありますつまり、ぼーっとしてないで四季移り変わりのそれぞれのポイントを心にとめて感慨に浸る。例えば四季の移り変わりは春夏秋冬。ぼんやりしていたら、3か月ごとのポイントしか認識できない。これではそれこそあっという間に一年が過ぎてしまいます。ではこれをさらに3等分して1~12月という月単位で眺めることにすると、3倍認知力が高まり、その分光陰の矢の動きが遅くなるのではないでしょうか。さらに分割するともっと遅くなるかな。⇒⇒歳時記には、候、節季という区切りがあります。一年を24分割して節季、更にそれを3分割した候です。それをもとに俳句を詠むのですが、年72分割では、それぞれの候が短すぎて変化の認識が難しいでしょうから、普通節季をもとにします。これでも12分割の2倍の注意力が増すわけです。その結果、知らないうちにもうこんなに年が過ぎ去ってしまった、と嘆く度合いがすくなくなるのではないかと思う次第です。もちろんこれはRECOCA得意の独断と偏見ですが、傍証がないわけではありません。それは、最近のプロの俳人は皆長生きである場合が多いということです。
新型コロナの移り変わりを凝視してポイントと思われる時点で感慨をしたためるなんてこともいいかもしれません。
因みに24節季を上げておきます。
立春 2月4日
雨水 2月19日 雪が雨に替わり積もった雪が水になる
啓蟄 3月6日 冬眠の虫がはい出す
春分 3月21日
清明 4月5日 清々しく明るい
立夏 5月6日
小満 5月21日 暖かい陽気に万物が育ち満ちる頃
芒種 6月6日 稲や麦など、穂の先がとがったものの種をまくころ
夏至 6月21日
小暑 7月7日 梅雨の寒さも残り暑さもそれほどでない時期
大暑 7月23日
立秋 8月8日
処暑 8月23日 暑さが収まる
白露 9月6日 草木に降りた露がが白く輝く秋本番
秋分 9月23日
甘露 10月8日 露むすんで霜となる空気冷えて明澄感が深まる
霜降 10月23日
立冬 11月7日 小雪 11月22日、大雪 12月7日、冬至 12月23日