天邪鬼家庭の医学書

昨日、かめきちさんはブログでニヒルについて書いておられたが、RECOCAの性格は子供の頃から斜に構えたところがあり、多少そんな匂いがする。しかし本当のニヒリズムはそんな甘いものではなく、世界も自己にも存在意義はないとするから、下手すれば虚無絶望による死に直結するような思想らしい。それを克服するには「超人」にならねばならない(ニーチェ)そうだが、RECOCAにはそんな大それた思想も性格もない。ただ、世の中の輪に入れず隅っこで斜に構えて見守る情けない老人に過ぎない。だからコロナもワクチン騒ぎもただ縁側の端に座って薄笑いと共に眺めるだけ。

そんな天邪鬼人間が興味を持ち引き付けられるような書物は探せばすぐに見つかる。近藤誠著家庭の医学(求龍堂)もそのひとつで、「医者や薬をなるたけ遠ざけろ」というまさに天邪鬼的家庭の医学であり、一目で大いに気に入って買った本。まず、前書きからしてひどく風変りだ。

「元気に100歳を超える処方箋

     ―医者にもいかずー

医者にもいかず クスリも飲まず

健診もワクチンも受けぬ

自分の考えを持ち 欲は控えめ

余り怒らず いつものんきに笑っている

一日に肉・魚・牛乳・卵と

味噌と少しの野菜を食べ

カロリーや血圧をいちいち勘定しないで

よく働きよく眠り そしてくよくよせず

のんびり落ち着ける 我が家に居て

癌や不調があっても 年だものとつぶやき

手術と言われたら 様子を見ますと時間を稼ぎ

抗がん剤ホルモン剤も 

副作用が怖いと拒み

病院好きの友には 早死にするからやめろといい

日照りの時は散歩せず 寒い時も無理をせず

みんなにマイペースと言われ 今日を楽しんで

余命は天に任せる

そういう風に私は生きたい」

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次回から内容を少し紹介します。

◎おまけ

畑でじゃがいもの珍品がとれました。

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