♬遠くへ行きたい

俳優で歌手のジュリー藤尾氏が亡くなられたのでその追悼の意味でこの曲を取り上げました。同氏に特別な親しみがあるわけではないですが、RECOCAと同い年というだけの繋がりです。

さてこの曲は永六輔作詞中村八大作曲の名コンビの作品です。楽譜の説明書きによると「シャンソンとジャズをミックスさせたようなロマンチックな抒情歌。昭和37年5月、NHKTV夢であいましょうジェリー藤尾の歌唱で発表された。」

遠くへ行きたい

知らない街をあるいてみたい

どこか遠くへ行きたい

知らない海を眺めていたい

どこか遠くへ行きたい

 

遠い街 遠い海

夢はるか ひとり旅

愛する人とめぐり逢いたい

どこか遠くへ行きたい

 

愛したい 信じあい

いつの日か 幸せを

愛する人とめぐり逢いたい

どこか遠くへ行きたい

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今回の演奏は2種類のリコーダーを使いました。なぜオカリナでないか。理由はありません。普通のサイズのリコーダーであるところのアルトリコーダー(中学で使うサイズ)とその倍の大きさのバスリコーダーです。その形の違いは写真で見比べてください。

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左から3本目=ソプラノリコーダー(小学校で使う大きさ)、その右=アルトリコーダー(中学で使う大きさ)、その右=テナーリコーダー、一番右=バスリコーダー(アルトの2倍の大きさ)リコーダーの四重奏にはこの4種類を使用します。

まずバスリコーダーでの演奏です。使用楽器は日本のヤマハ製バスリコーダー(ピッチは基準音A=440ヘルツ、いわゆるモダンピッチに調律されたもの)

カラオケ伴奏制作とプロデュースは友人のK氏。バックの画像は居候に光さんのブログから拝借しています。いつも有難うございます。

・秋立つや歌懐かしきリコーダー RECOCA

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つぎに1オクターブ高いアルトリコーダーでの遠くへ行きたい。使用楽器はハンス・コルスマ(オランダ製)です。調律はモダンピッチよりも半音低くされた楽器(基準音A=415ヘルツ)このピッチを俗にバロックピッチといいます。半音低いだけなのにすごく落ち着いた雰囲気に聞こえます。バロック以前の時期には現在のピッチより半音低く調律された楽器で演奏されていました。当時はさらに低く調律されることもありました。バックの画像は「障害者の口と足によって描かれた絵画」から借用しました。

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正調遠くへ行きたい、ジェリー藤尾