新しい録音機を買った

これまで8年間オカリナの録音に使っていたソニーのPCMリニア―ICレコーダー(PCM-M10)が突然壊れた。この機種は非常にユーザーフレンドリーで性能もよいので同じものを買おうと思ったら製造中止。ソニーはこの業種から撤退したようなので他を探していたのだが、スマホでも音楽録音できるのを思い出して試し録音した音(熱き心)を2日前にブログ記事で紹介した。録音結果はそこそこ良好なのだが、手順が複雑で面倒なのと音ファイルの容量が大きすぎるのが難点。

そんななか、東久留米のヤマダ電機をぶらぶらしていたら、なんと最有力メーカー品の3割値下げ販売を目の当たりにしてしまったので即衝動買いとなる。アマゾンの価格とほとんど同じであった。

ものは、かの有名なタスカム製品。リニア―PCMレコーダーDR-07MKⅡ(米国ティアック社。made in China).このモデルは普及版の一つ上位機種である。普及版も1万円で出ていた。なかみを見ると普及版でも十分いけそうだが、念のためを思って一つ上位の機種を選んだ。

初期設定はソニーM10に比べてかなりマニアックだ。実際にやってみて相当時間がかかった。それと、ソニーM10には標準装備のリモート操作機能がない。しかし、リモートはソニーの特別仕様で、他メーカーにはどこも見られない。そういう意味でもソニーの製造中止は残念である。

勿論タスカムは専門機種だけあっていい面もある。素晴らしいのは録音時のファイルフォーマット選択肢の多さとオーバーダビング機能(重ね録音)である。

録音ファイルフォーマットの選択肢例

wavの場合⇒16bit,24,bit

mp3の場合⇒32,64,96,128,192,256,326kbps(kbps=キロバイトパーセコンド。要するに単位時間当たりの情報表現に必要なファイル容量。この値が大きいほど無損失音に近づく)友人は192を選択するよう示唆してくれたが、今回はその上のmp3・256kbpsを選択した。しかし、無損失wavよりは大分容量の節約になる。

一番苦労したのは説明書のサイズの小さいこと。縦横16×10cm。老眼にはこたえる。93ページもあるから重要なところをPCへスキャンで取り込み、A4に拡大印刷した。これが一番大変だった。説明書の文章はこなれた日本語なので安心した。もとの説明書は英語だと思うが、こういう場合よく自動翻訳でチンプンカンプンなことがあるので心配していた。杞憂でよかった。ティアック日本支社しっかりしている。

さて録音結果は?オカリナの音質、特に高音部がスマホの音とは格段に良くなっている。急に上達したみたいでびっくり。さすが噂のタスカムである。比べてみてください。

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