高齢者ホーム訪問

お早うございます。

昨日は認知症専門の高齢者ホームを訪問してきました。

私が入所するためではありません。オカリナでのご機嫌伺いの為です。コロナの前から7,8年続けていて、コロナで2年間中止。先月突然また来てほしいという電話があったので、こちらも半分おっかなびっくりの体制で行ってきました。集まっておられたのはホーム利用者を含め20人くらいでした。私の記憶にある2年前からの方が5人もおられてとても勇気づけられました。ホームの係りの方は日々ニュースで発表される東京都の新規感染者数にとてもセンシティブで気の毒なくらいでした。でもこれからは新規感染者数よりも医療体制のひっ迫度重視した感染状況評価に代わるので、毎日一喜一憂する目障りな材料がなくなるのではと期待しています。

手始めに童謡などをカラオケ伴奏を鳴らしてオカリナを吹き始めると、待ってましたとばかり大きな声で歌い始めたので伴奏なしに切り替え、歌主体にオカリナは従のやり方で進行させました。この方がこちらも楽ちんだし、先方も喜ぶ「ウイン・ウイン」のスタイルです。各所のホーム訪問を始めた10年前はオカリナコンサートの意気込みで通っていたのですが、回数を重ねるうちに双方阿吽の呼吸で今のスタイルに落ち着きました。みんなマスク付けて歌うので苦しいのではないかと思い40分くらいで会を閉じました。最後は「ふるさと」で締めないとどうしても格好がつかないので、試しに配布した歌詞カードなしに歌ってくださいといってみましたが、多くの人が3番迄空でうたってくださり、さすがと思いました。認知症になろうと何になろうと深く心に感動としてしみ込んでいるものは消えないということを毎回目の当たりにしています。コロナ以前は次回の訪問日を決めてくるのですが、やはりコロナの動向が気がかりなのでそこまでのことはできませんでした。

今回使った曲。もみじ、里の秋、荒城の月、雪の降る街を、早春譜、リンゴの歌、蘇州夜曲、丘を越えて青い山脈瀬戸の花嫁、ふるさと