「骨」:若さ・命の源

私たちの体を支える骨ですが、ただ支えているだけではなくて健康に生きていくうえでもの凄く重要な働きをしているというお話です。(NHKBS番組より)

骨の構造ですが、体を単に支える成分だけではなくて非常に多くの細胞が含まれていて、この細胞がそれぞれメッセージを発しており、そのメッセージが身体の必要な部位に届くことで全身の健康(若さ)を生み出しているということが最新の研究で明らかになって来たそうです。つまり老化防止に決定的役割を果たしているわけです。例えば、骨の細胞から発せられたメッセージが脳に届くと記憶力がアップし、筋肉に届くと疲れにくく機敏に動くパワーを生み出します。さらにメッセージは体の免疫力を高め病気から守ります。逆に言うと、骨からのメッセージが途絶えると、命のスイッチが切られたように老化が加速するのです。つまり、骨が健康である限り、内臓の若さが保たれるのです。

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骨量不足⇒メッセージ物質不足⇒不健康、難病⇒死につながることもある。ここでいう難病とは骨が減り続ける病気です。カナだの若い競輪選手が発病しました。奇病として原因不明とされたがやっと原因が分かり、それは驚くべきものでした。この選手は将来の競輪選手を目指した英才教育を幼児から受け、運動は自転車のみで、歩くということをほとんどしないという非常に偏った運動習慣のもとに育ちました。それが気病の原因だったのです。つまり、歩行による骨への刺激がない状態がダメなのです。自転車こぎは筋肉を鍛えますが、これは座っているのと同じで骨への負荷・刺激はほとんどありません。実は骨の細胞が出すメッセージは骨刺激の量に比例するものであったことが分かったのです。奇病の競輪選手は自転車をやめ、飛び跳ねるなどの運動習慣に替えた結果快方に向かっているそうです。

以上がTV放送の概要です。

これを知って我々はどうすればよいか。じっとしていては老化は増すばかりだから、記憶力や内臓、運動能力を保ちたいなら歩く、走る、飛び跳ねるなどの骨に刺激を加え続けなければならない、ということになります。カルシューム補給して骨の骨格を保持するだけでは総合的な若さ保持には不十分だという結論になると思います。なぜなら、刺激を与えないと骨細胞は全身への有用なメッセージを発信しないからです。ですから、いまこれを座って書いているのですが、同時に片足足踏みを続けていました。