大きな古時計という歌がありますが、今もすごく人気があり、人気曲アンケート調査では常に上位を占めています。大きな振り子の掛け時計、それは一家安らぎのシンボルであった時代がありました。毎日ねじを巻き時計の面倒を見ていたのはおじいさん。ある日体調を崩して亡くなってしまいました。時を同じくするように、その時計も動かなくなってしまった、というストーリーの歌です。私も大好きな曲です。
ところでこの詞、ずっと架空の物語だと思っていました。ところがこれは実話だということが分かり一層感銘を深くした次第です。以下NHKTVより。
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ヘンリー・クレイ・ワーク 作詞・作曲
この曲のモデルとなった時計は18世紀後半に作られた大きな振り子の掛け時計です。舞台は米国コネチカット州です。時計の面倒を見ていたおじいさんとは、作曲家ワークの妻サラのおじいさん。かつての米国移民にとって大きな古時計は安住の象徴とされた大切なものだったそうです。
「日曜日にサラのおじいさんがねじを巻くのが習慣だった。しかしある日おじいさんが病気でねじが巻けなくなり、やがて亡くなってしまった。すると、時計も動きを止め二度と時を刻むことはなかった。妻のサラからこの話を聞いた音楽家のワークは深く心を動かされて詞と曲を作った。」
そしてこの時計は修理されて、現在もサラの子孫によって大切に保管され時を刻んでいるとのことです。現在の管理人は、マサチューセッツ州グランビーという町で宿屋を営んでいるパーカー夫妻(4代目の持ち主)です。
それでは以前RECOCAがユーチューブアップしたオカリナ、大きな古時計(おじいさんの古時計)です。