コロナ死者数のあいまいさ。

最近オミクロンによる日ごとの死者数が増加しているとのことである。

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しかし、コロナ死者数のカウントにはもともと決定的ともいえる曖昧さが付きまとっているので注意すべきである。死者数が増えたから突然コロナの毒性が増したと即断するのは間違いのもとである可能性が高いと思う。

さて、ここでいう曖昧さとは、がん、心臓病、交通事故などが直接の死因であっても、入院時PCRが陽性ならコロナ死にカウントされることである。

それに関して、下の動画では興味深い分析を行っているので参照したい。それは、死亡した入院患者の死亡日とコロナと診断された日の間隔に注目することである。例として、東京都における2月13日の数字を見てみよう。この日のいわゆるコロナ死亡者数は12名。そのほとんどは80~100歳の高齢者。すべてコロナ死となっているが、それが直接の死因かどうかは記載無いから分からない。しかし一つ手掛かりがある。それがコロナ診断日と死亡日との間隔である。両者の日にちがあまりに近い場合は、コロナとは別の病気で救急搬送され、その病気(つまりコロナとは別の病気)で死亡したという可能性が高いのではないか。そういう観点で先に挙げた2月13日の12名についてみると、コロナ診断日と死亡日とが±1日の差である場合が何と7人もいる。奇怪なのはそのうち2名は死亡翌日がコロナ診断日になっている。同じく翌日2月14日の死亡者7名についても、死亡日とコロナ診断日の差が±1日である人が3名いる。したがってこの2日間の死亡者19人中10人は直接死因がコロナ以外であることが疑われる。こうしてみると、日ごとに報告されている死者数は相当数の水増しがるものとして受け取る必要がある。もちろんこれは一つの仮説であるが、病気の程度を示す最も重要な指標であるところの死者数がこれだけの曖昧さを含んでいることは、正確な判断をするうえで極めて問題であることは事実であろう。

参考動画

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