止めぬ、原子力発電所への攻撃

ロシアは原発など核施設への攻撃と占拠を即刻辞めるべきだ。ザボリージャ原発の館内放送で、「撃つのをやめろ、世界が危うくなる。」職員が懸命に訴える映像が報じられているそうだ。国際的な武力紛争の取り決めであるジュネーブ条約は、原発への攻撃を明確に禁じている。核による惨事は何世代を超える地球的規模になるからである。しかし、今回のことで実際の戦争になれば条約など空文に過ぎないことが露になった。最悪核ミサイルが飛び交えば、原発のある都市、地域ごと何もかも吹っ飛ぶから、原発だけ攻撃から外せということ自体土台無理な注文である。国連はじめ国際条約には実際の役に立たない空文が多いように思う。ロシアという立派な国家でさえ、こういう無謀なことをするのだから、その辺のテロリストたちにとってなら、条約や攻撃のルールなどあるわけがない。これまで我が国を含め諸外国の核施設が、戦争はともかくテロリストに襲われてないということは奇跡に近いと思っている。そういう意味で原発は無防備で危ない。閉鎖すべきだ。世界は悪人で満ちている。