世界最大の矛盾

殺人は、一人でも殺せば殺人罪で最悪死刑となる。最近は終身刑の国が増えているが。にもかかわらずですよ、これから俺は戦争をするのだ宣言すれば、どのような手段で何人殺そうが犯罪として糾弾されることはない。戦略的なターゲットを爆撃しているんであって、民間人を狙っているのではないというのが当事者の聞き飽きた言い訳であるが、しかし現実には戦闘と無関係な民間人が多数犠牲になっている。半歩譲って、狙いが外れただけだという言い訳が通ったとしても、これは巷では過失致死という犯罪として裁かれる。ただし、負けてしまえばかつての東京裁判のように裁かれることはある。ただしあれは戦勝国の報復であって、裁判と言えるようなものではなかったという説が少数意見として存在する。その意味で公平性を期する戦争裁判というものにまだお目にかかったことが無い。これからもそうであろう。