「まさか」の怖い実話

最近週刊誌に怖い話がちょくちょく出てきます。

実際に核のボタンが押されたことがあるというのだから、今この世がこうして平和に存在するということ自体が奇跡というか、何者かによるお導きというものがないとあり得ないことだったという気がしている。

それは1995年当時のソ連エリツイン大統領の時のことである。ノルウエイがオーロラ観測のために衛星を打ち上げた。それをソ連軍は、ノルウエイ沖で活動していた米国潜水艦が打ち上げたミサイルと勘違いした。慌てたエリツイン大統領は国防総相を呼び核の起動コードを送信した。しかし、この時なぜかシステムがうまく起動せず、人類は何を免れた、という事件が実際に起こったのだそうである。この危機は後に「ノルウエイ・インシデント」と呼ばれている。これは、かつてのケネディ大統領の時のキューバ危機をはるかにしのぐ大事件である。なにせ、核のボタンは実際に押されたのであるから

問題は、核の管理システムはロシアとなった現在も当時と変わっていないことだそうである。平時ですらこのありさまだったのだから、今の戦時下なら、何かのアクシデントはもっと起こりやすい。それで核が作動しないとは限らないのである。正に説得力があり背筋が凍る。人間の愚かさはどうしようもなく、宇宙人もさじを投げかねない愚行である。