世界幸福度ランキングというものがあるそうである。
これは国連が毎年各国民へのアンケートによる意識調査をまとめたもので、それによると日本は146国中54位とのこと。これは欧米に比べかなり低位。ちなみに1位はフィンランド、2位はデンマークだそうである。人の幸・不幸の感じ方は、人の数だけ基準が異なるので、低いからと言って別に気にすることはないが、関連するネット記事を見て面白いなと思ったのは、人種の遺伝子の違いが作用しているのではという説である。このことについてちょっと触れてみたい。
まず、幸せホルモンというものをご存じだろうか。幸せホルモンには3種類あって、すなわちセロトニン、ドーパミン、オキシトシンである。それぞれの働きを簡単に述べると、セロトニン=安心、平常心、睡眠。不足するとイライラ、うつ状態、暴力的
ドーパミン=意欲、やる気、学習能力
オキシトシン=暖かく幸せな気分
さて、日本人は遺伝子的にセロトニン不足になり易いのだそうである。では過剰気味なのは?米国人。やっぱり・・。彼らが大体において日本人より陽気なのはそのせいであるといわれれば納得できるのではないだろうか。逆に日本人は人種的に幸福感については慎重になり易い性格のようである。つまり自身を取り巻く客観的な環境因子というよりも、主観的な感じ方の問題ということになる。幸福度ランキングが低いのはそのせいかもしれない。
なので、我々日本人が「幸せ」をもっと感じるようになるためには、より多くの幸せホルモンを分泌させる工夫がいりそうである。
- セロトニンを効率よく出すには
良質のたんぱく質。肉、卵、乳製品、大豆食品、
。雑穀ご飯はビタミンB6、鉄分が多いのでお勧め
腸内環境整えるため、アボカド、ニンニク、ゴボウ、干しシイタケ)、気心知れた人と一緒に好物、美味しいものの食事、
太陽浴びながら歩く、感動する映画を見る、好きな音楽、瞑想(目を閉じて呼吸に集中)、親しい人との会話、触れ合い
- ドーパミン出すには
大きな目標を小刻みに分けていくつも達成する。達成後のご褒美が与えられると分泌量が増加する。
ドーパミン生成促進の栄養素はアミノ酸のチロシン。食物としては、チーズ、納豆、鰹節が有効。
外出して歩くのも有効。
- オキシトシン分泌を増すには
誰かと一緒に食事をする。(尊敬している人、同僚、部下・・)
出会う人に親切にする。思いやり。人への親切な行動。
スキンシップ(握手、抱きしめる)、人を褒める。
人に親切にするとオキシトシンが出て、暖かく幸福な気分になる、つまり人への親切が自分への好効果として返ってくる。
どんどん親切にして褒めまくると自分にもいいことがあるということ。
下記の音楽⇒無重力(Weightless)という題名。イギリスの研究機関マインドラボの研究によると、この音楽を聴いた人は他の音楽に比べてストレスレベルが65%低下した。嘘か誠か、聞いてみてください。