♬野ばら(ウエルナー作曲)

今日の曲はウエルナー作曲の野ばらです。

原曲はゲーテの詞に付けた歌曲です。詩の内容は、素朴で美しい野ばらに魅了された少年が結局は手折ってしまう。」というものです。これは男女の出会いと別れを暗示している詩と言われています。このゲーテの詞には100曲以上の作曲があります。中で有名で世界中に親しまれているのは、今回紹介するハインリッヒ・ウエルナー版とシューベルト版です。両者を比べるとウエルナー版の方がずっと優しく親しみやすい曲想です。

ハインリッヒ・ウエルナー(1800~1833)はドイツ中部のキルヒオームフェルトという村の音楽教師の家に誕生し、ドイツの作曲家として多くの歌曲を世に残しました。この曲は1828年発表。生誕地の村では多くの村人がウエルナーを誇りに思い、今も彼の野ばらを大切に歌い継いでいるそうです。

RECOCAのオカリナでウエルナーの野ばらをどうぞ。バックの映像はNHKTV名曲アルバムから借用しました。

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