今朝の折々のことば(朝日のコラム)
哲学者鶴見俊介
「老いることは、自分の付き合っている他人が死ぬことなんです。他人の死を見送ることなんです。」
さすが、哲学者は逆説の達人。視点を逆にすればなるほどこの通りだ。さらに次のようにも言う。「自分がずっとかかわってきた人の死は、日付けのある一度限りの出来事ではなくて、喪失という生の体験である。だから後を引く。」
だから、49日、3回忌、・・、と回を追うごとに喪失という負の体験を薄めて、想い出と共に生きていけるように行事が用意されている。
死とは何だろう。怖い?恐れる必要ある?ない?・・それらしい本を開けば至る所に載っている聞き飽きた命題だ。これに対して宗教や哲学からは独りよがりとも思えるこ難しい屁理屈で、結局何が何だか分からない結語に導かれるのが落ちだ。本当の理解と安堵はスピリチュアリズムからしか得られない。しかし、それは一朝一夕の勉強では得られないからとりあえずの役には立たない。死の恐怖にとりつかれた時、簡単にそれから解脱する方法を考えてみた。それは毎晩眠りにつくときのことを考えてみることです。明くる朝必ず目が覚めると思って寝ているが、そんな保証がどこにあるだろうか。いわば毎晩死んでいるのです。死ぬ練習を毎晩してるのだから、本当に死ぬ時が来てももはや恐れることはないはず。
◎先日交通安全の川柳募集のチラシを掲載したので、川柳もどきを作ってみた。どうでしょう?
・タクシー代残してほっと赤提灯
・おまわりさん飲んでませんよ優しくね
・怖いです飲酒運転千鳥足
・怖いですスマホ運転うわの空
交通安全の標語
・怖いです油断一秒悔い一生
RECOCAのオカリナで、オブラディオブラダ(ビートルズ)