NISA恒久化/中村敦夫氏(朝日朝刊23日から)

◎岸田首相がまた資産形成の投資へのシフトをニューヨークで表明した。その一つとしてNISAの恒久化。岸田さん半年前にはヨーロッパでも同じ話をしている。日本への投資を呼び込む意図。しかしそんなに思惑通りに投資大国経済大国として尚且つ多数の国民が豊かに幸福感を得るようになるだろうか。私には疑問に思える。サラリーマンの資産形成、つまり所得倍増計画を不安定な金融市場に委ねて、安定的な年功賃金や退職金それに公的年金を段階的に削除するものだからである。30年前までのいわゆるグローバル経済に飲み込まれる前の日本は、現在の人間の知恵でできうる限りの理想的な社会主義を実現した国家であると思っている。それが衰退を迎え、さらに今回の金融市場丸投げ政策で、近未来の貧富分断多数貧困化へのロードマップがはっきりした。

さらに、現在日本国民の安心安定感に最も寄与している制度はなんだと思います?私は国民皆医療保険だと思います。世界に冠たるこの制度もうかうかしていると国際資本、特に米国資本の餌食になって米国みたいに金の切れ目が命の切れ目となりかねない民間保健制度に改変されるのではないかと危惧しています。今回の金融市場丸投げ政策の延長線上にそれは容易に予想されるからです。今からしっかり政府の動向を見張っていてください。これには絶対に体を張って断固抵抗すべきです。

中村敦夫

この方は木枯し紋次郎で大当たりの俳優としか思っていなかったのですが大いに誤解でした。俳優はもとより、作家、脚本家、ニュースキャスター、政治家、日本ペンクラブ環境委員長と多刀流の才人。非常に正義感の強い活動家でもあります。1940年生まれ。

RECOCAと同じ年。この年前後の方は元気な偉人が多いような気がする。気のせいかな。特筆すべきは50年前から統一教会を厳しく批判し戦ってこられていること。昨日の新聞のインタビユ記事で知りました。

特に最後の段落に注目してください。統一教会自民党の腐れ縁が如何に日本の魂を売り渡す、日本の指導的政党にあるまじき行為かについての厳しい発言をしています。

安倍氏官房長官時代祝電を送り、最近もビデオメッセージを送っていた。祖父の岸氏以来の選挙マシンとしての実用性があったのでしょう。でもあれほど愛国心を唱えながら、なぜ日本で社会問題を起こす集団とつながり続けたのか。指導者としての政治理念はあったのか。安倍氏を忖度してきた集団が右往左往している。政治家が劣化し、日本が劣化しています。」

RECOCAはこれに加えて、彼らの愛国心は本物だったのかと問いたいと思う。

余談ですが、霊界の高級霊から人類に届けられた膨大な量の箴言があります。

以下は、そのうちの宗教についての一節です。これを読むと、金銭が絡む宗教はみな偽宗教であるということができます。これが宗教の真偽を見分けるひとつの大きな視点です。中高時代にこのことを子供たちに教えておけば少なくとも統一教会にからめとられることはなかったかもしれません。

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「他の人に奉仕する事より

優れた宗教はありません。

奉仕こそ霊にとっての金銭です。

奉仕することは気高いことです。」

miyoshi71.hatenablog.com