ノーベル平和賞というものの印象

ノーベル平和賞について皆さんはどういう印象、感想をお持ちでしょうか。私は非常に違和感を感じます。ほかの種目、例えば物理学賞、経済学賞等に比べて極めて異質な印象を受けます。この異質感はこの受賞が本当に平和に寄与したのかピンと来ないところにあります。つまり他の受賞が数十年前の業績でしっかり評価が固まったものであるのに対して、平和賞の多くは最近の業績に対するものです。それが本当に平和に寄与したのかどうかの評価が定まっていない場合が多いのではないかと私には思えるのです。さらに言えば、単に演説しただけでの受賞も見受けられます。例えば核を廃絶したい、とか言ってみただけでその後の行動が伴ってないとかの類です。そういえば日本の首相にも一人受賞者がいましたね。非核三原則を国会で演説したのが授賞対象でした。

ノーベル賞の権威を保つためにも、平和賞は切り離したほうが良いと思います。文学賞もその次にピンとこない感じがしています。