コロナ感染記(最終)

11月7日を期してコロナ陽性者療養解除の日を迎えた。ただし、10日までは色々注意しろと書いてある。熱感は全然ない。というか、熱は初日に37.1、それ以降37以上はなく36.5~369を4,5日間うろうろしただけだった。それでも自分の普段は36.2,3なので、その間の上下に一喜一憂していた。しかし、クリニックの看護婦さんに言われて神経過敏に過ぎることに気が付いた。つまり、医学の言う発熱とは37.5であり、医者の関心はこれを超える症状かどうかである。37.5を超えない37度台は微熱という。そして36度台は平熱である。ということは療養期間中1日を除い平熱で推移していたことになる。つまり、熱的には無症状と言える。のどの痛みは2日目から突然来た。これはこれまで経験したことのないもので、普段のかぜの喉痛なんか痛みとは言えないものだと感じた。これは2,3日で消えた。咳はあまりなかった。ただしたまに出る咳は痰を輩出するためのものである。これは現在も続いている。期間中どうも食事の味がおかしいと感じたが今から思えば味覚障害だったに違いない。これは後遺症で長引くかなと覚悟したら2日前に突然解消した。期間中最後まで私を悩ませた症状。それは胃の不調である。とにかくわずかのおかゆくらいしか食べられない。胃薬、漢方薬を処方してもらっても駄目だった。それが原因で体力消耗し、療養期間終盤はほとんどTVの番人で過ごした。結果的には高熱で体力消耗したみたいに一人前に消耗した顔つきになっている。胃の状態はまだ完全ではない。

以上のような経過のコロナの症状はどのように位置付けられるのかな。無症状、ほぼ無症状、軽症、中等症、重症のどこにランクされる?

ちなみに、女房の症状は咳と痰の症状は私よりひどかったが、体温はいつ計っても36.2,3食欲旺盛、ほっておけばいつも通りで歩きそうに元気だった。しかし私はコロナであったと確信している。だから陽性者と同等の認識で療養させた。

ところで、二人ともワクチン接種はゼロである。だから言わないことではない、わがままの罰が当たったに違いない、いい気味だと思っている人がいると思うが、世の中をそんな単純な目線で見ているといつかその愚かさが自分の身に降りかかるに違いない。

数日前、尼崎医師会が公表した同市内のコロナ患者の接種歴。コロナ患者の70%がワクチン接種者だった。しかもワクチン抗体が切れたのちは、未接種者よりも感染症帯状疱疹にかかりやすくなる。もし4回打ってしまったら、それがきれたらもっと重大な病気にかかりやすくなるだろうといわれている。(ヨーロッパの事例。どこの国か忘れた。)

かくして、2022年秋の一騒動は幕を閉じつつある。