ワクチン分科会メンバーの利益相反?

利益相反とは難しい概念ですが、例えばある審議会におけるA委員の意見や決定がA委員の関係する組織の利益になり,同時にそれが国民の不利益になることをいいます。ですから、政策決定の委員会の委員につては利益相反にならないように、委員候補者のバックグラウンドを詳しく調査する必要があるのです。

さて、国の新型コロナワクチン分科会、アドバイザリーボードのメンバーについて、ワクチン提供元のファイザー社と関係する人物がいて影響力を行使しているのではないかという疑惑です。もしそうなら利益相反の恐れがあります。国会でこの点を質問した議員がいて、厚労大臣、首相は否定しました。さて本当のところはどうでしょうか。事実としては、関係のある委員は現に存在します。その人がどのくらいの影響力を持っているかが問題です。しかし、それ以前に、存在していること自体が疑惑の元なので、委員の選考に問題はないのか疑ってしまいます。そのせいかどうかは分かりませんが、たとえば5歳~11歳の幼児へのワクチン努力義務決定の審議では、議論らしい議論がなく全会一致の国の方針通りの出来レースだったそうです。厚労省の職員はワクチン審議機関のそういう実態を熟知しているので、審議会の決定を信用せず、その結果自身の組織のワクチン接種率も10%にとどまっているのではないかと疑ってしまいました。私は疑り深い天邪鬼でしょうか。

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