コロナのこと

◎東京都の人口は約1300万。日本の人口の丁度1割。新型コロナの新規感染者数も毎日この比例通りです。ほかの府県も同じかな?

◎東京都の毎日の新規感染者数は断トツ多い。しかし、これはもともと母数が多いからです。人口密度、つまり人口10万人当たりの感染者数となると、47都道府県中の36位にすぎません。ちなみに密度1位は鳥取、以下2佐賀、3熊本、4島根、5広島、6宮城、7愛媛・・となります。下位は、36東京、37千葉、38長崎、37千葉、38長崎、40静岡、41北海道、・・47沖縄。

ですから、東京から帰省したというと疫病神が来たように扱われることがあるそうですがそれは逆です。むしろ感染者の密度の濃いところへ帰省するのですから、帰省者のほうが緊張しなければなりません。

◎今年の日本の超過死亡者数異常に多い。これ、謎。国もお雇い「専門家」も真面目に究明する気配がないので、いまだに謎。こういう時こそ週刊誌の出番ですね。週刊誌にお尻を叩かれてしぶしぶ動くか?週刊新潮12月22日号、異常に多い超過死亡はワクチンのブースター接種と関連するのではないかという視点の記事です。さすが週刊誌は、他のマスコミの隙間をよくついてきますね。

記事から拾い読み。

厚労省はワクチン接種後死亡の殆どを評価不能としていますが、これは国家的犯罪だと考えています。・・京大福島名誉教授

厚労省が意地でも「因果関係が否定できない」を出さないのは大事になるのが嫌だからということに尽きるでしょう。

・注目すべき関連データがある。それが2022年上半期の超過死亡数。超過死亡とは前年同時期の死亡者数に比しての増減。つまり去年より何人死亡数が多いか(少ないか)。それが今年上半期に急増しています。ワクチン3回目接種率と同じペースで増えているのです。

・コロナ感染初期である2020年は超過死亡はマイナスでした。ところがワクチン1回、2回接種時期と前後して超過死亡が起こり、3回目接種が去年末から始まると、それから10週ほど経った今年の2月や3月に超過死亡が増え始めています・・小島名古屋大名誉教授。

・4回目は今年5月に始まったので、10週後にまた超過死亡が増えると思っていたら、やはり8月になって増えてしまいました。厚労省は医療ひっ迫がその原因としていますがデータの傾向と合いません。

・外国での傾向はどうか。多くの国で同じ傾向、つまりワクチンを多数回接種している国は日本同様超過死亡が多い。グラフに表して相関係数を求めると約0.6。両者は60%の相関があるのです。(下図参照)

・ワクチン接種回数が多く、しかもブースター接種の世界的に多いのは日本、台湾、韓国。そして感染者も世界で一番多いグループ。インド、南アフリカ、スエーデンなどワクチンを積極的に打ってない国は感染者が少なくなっているのです。

・ワクチン打つほどなぜ感染者が増えるのか。そのヒントは科学誌サイエンス7月15日号に載っています。この論文では、人がもともと持っている自然免疫をワクチンが抑制することを指摘しています。(抗原原罪)

・刻々弱毒化していくウイルスにワクチンで対処するのはナンセンスですが、国が走り出したらどうしようもない、ということがよくわかりました。戦時中と同じで、少しでも異論を唱えると反ワク異端者のレッテルを張られる。厚労省に対しては、データがこれだけ出てきているのだから事実を謙虚に受け止めてほしい、と言いたいです。・・前出小島名誉教授