古い週刊誌から

図書館へ行くと半年ほどの古い週刊誌がストックされている。私はよほど気になる記事がない限り新刊の週刊誌を買うことがないので、試しにストックされている古い週刊誌(週刊新潮)を全て斜め読みしてみた。感想は。世の中の動きがパノラマのように眼前を通り過ぎる感じがして新鮮な感動を覚えた。

そのなかから面白かった記事を一つ紹介する。

・100歳まで健康に生きるための「80歳の壁」上級編和田秀樹精神科医・老年医学)2022年11月3日号

◎食事について

日本人は肉食をもっと行うこと。しかし肉食にストレスある人は無理しないで雑食を心がける。(30品目といわれているが、もっと簡便な雑食の目安があるので次回拙記事で紹介する。)

◎嚙む力(咬筋)を鍛える。高齢者にとって誤嚥防止に非常に大事。咬筋は三叉神経と介して脳と連結。認知症予防効果。ガムやするめ有効。歯がほとんどない人は20本以上ある人に比べ認知症リスク1.85倍。歯には可能な限りお金をかけること。

◎睡眠

朝起きる時間を一定にし、同じ時間に朝食採る。眠れないなら眠らないと気楽に構える。それが高齢者の特権。朝早く目覚めてしまったら散歩して太陽を浴びセロトニンメラトニンホルモンを分泌させる。

◎意欲

記憶力の低下より意欲の低下ほうが害が大きい。意欲のほうが記憶力よりも先に低下し始める。すると他人とのかかわりの気持ちが衰え脳は衰える。意欲の低下⇒男性ホルモン減退⇒外出意欲の減退⇒筋力低下

「少しくらいの物忘れはスマホで調べられる。物忘れをすることを前提にメモをとる習慣をつけることの方が大事。総合的に考えると、記憶力を維持するためにも、意欲の低下を防ぐことがことのほか重要。」

◎意欲の維持

・初体験へのチャレンジを

意欲を司るのは前頭葉前頭葉は創造性、想定外の事態に対応する力を担う。前頭葉が劣化すると感情コントロールができなくなり暴走老人になる。

ルーチンワークを避ける。日々違う体験。アウトプットする機会を増やす。(ブログ書くなんてことがうってつけ)

難解な本で鍛えられるのは側頭葉だけだし、数独パズルは頭頂葉しか鍛えられない。前頭葉を鍛えるには、違う店で外食、違うルートで帰宅、散歩、料理は新メニユに挑戦等が大事。要するに初体験へのチャレンジをすることが大事。

ストレスは大敵。イライラは心筋梗塞、癌のリスク増大。ストレスとってリラックスするには森林浴、音楽ならロックよりバロック音楽。マウスの実験。心臓移植したマウスは7日間しか生きられないのに、オペラ椿姫の音楽を聞かせると平均で術後40日生きた。

◎大事なことは頭を使い続けること

生まれつき頭の良しあしとは無関係。とにかく使うということが重要。へぼ将棋で考えることを「休むに似たり」と揶揄するが、無駄な考えでも構わないのです。大事なことは、とにかく何でも考えることに意義がある。頭のいい人が長生き、という意味でないことに留意のこと。

高齢者の勉強は本を読みこむというインプット型より、自分で考えて他人と違う意見が言えるというアウトプット型の方が有効とのこと。それが意欲につながるからである。その際大切なのは実験的発想。毎日が実験だと思って、旅行、釣り、囲碁、将棋、音楽各人がやりたいことに挑戦すればよい。タブーを設けたり因習にとらわれないこと。

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・紺碧の空に紅梅香るカフェ RECOCA

朝9時ころ庭で日光浴していて感じた句。「K」ではじまる語を4個並べてみました。こうするとリズムがクリアになる感じがします。一方「N」で始まる語を多くすると柔らかい感じの句になります。こういうところが音楽に似て面白い。俳句には「切れ」が不可欠な要素です。この句の切れは中七と下五の間です。だから、「上五+中七」と「下五」の間に意味の繋がりはありません。

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RECOCAのオカリナで浜辺の歌

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