BSNHKTV・世界のドキュメンタリー「デイ・ゼロ地球から水がなくなる日」を見た

ドキュメンタリー番組を数多く見たが、これは最も絶望的な気持ちになる内容だった。どうしてかというと、我々にはどうすることもできないからだ。水は飲料や灌漑に不可欠。エネルギーについても化石燃料の枯渇が騒がれているが、とりあえずこれには代替がある。しかし水はそうはいかない。水枯渇「デイゼロ」到来と共に人類は地球に生存できなくなる。その到来の日は、まだずっと先のことだと思われてきた。しかし、残念なことに実情は違った。マラソンに例えれば、先を行くランナー「デイゼロ」の後ろ姿は十分に見えている状態なのである。そして、両者のスピードの差から見れば、追いつくのは時間の問題であると警告する。これは、決して単なる脅しでないところに凄みがある。なぜ「脅し」でないかというと、番組で示されているように確かな科学的裏付けがあるからである。

人類はいくつかの問題を抱えている。とくに日本人にとってはこれらは本当に深刻な内憂外患だ。

・内憂⇒南海+東南海+東海地震&富士山噴火 発生時期は2035年±5年後(80%の確率)

・外患⇒戦争とくに核戦争、それに水の危機が加わった。これは食料・飢餓危機でもある。

今後30年以上生きる見込みの人、およびこれから日本人として生まれる人。ご苦労を思うと心底ご愁傷さまと言いたいくらいだ。

2021年イギリス制作の番組。

掴みの部分のナレーションを採録しておく。

「すでに10人に4人の人が必要な水が手に入らなくなっています。その状況はまもなく私たちにも迫ってくるでしょう。カウントダウンはすでに始まっているのです。」

番組の具体的内容については次回のブログにて詳述します。ひとまずこれにて。