憲法記念日

今日は憲法記念日だそうだ。連休中にもそれぞれ名前がついてたんだ、久しぶりに気が付いた。4月29日⇒昭和の日、5月3日⇒憲法記念日、5月4日⇒みどりの日、5月5日⇒こどもの日。昭和の日、みどりの日?RECOCAのおじいさんにはナニコレ?という感じだ。まぁ、いいや、しっかり休養に励んでくださいませ。

さて、ということで今日は憲法記念日。最近ブログで書くことがなくなってきたので憲法記念のことでも考えますか。

憲法ができたのがそんなにめでたいことだったのだろうか、と時々思う。だから一言でも文言を変えるのに大変なんだね。今日のネットニュースで岸田さんはなるべく早く改憲国民投票をやるといっている。だからそろそろ自分の意思を真面目に考えておいた方がいいね。主な論点は2点。一つは大看板の第9条。仮にこれを替えて絶対平和主義を下ろしたら、憲法記念日なんか掲げて大騒ぎする必要のない平凡な憲法になってしまう。二つ目は9条以外の箇所の変更。私の見るところこの二つ目の論点が生活に直結する極めて重要な点だ。自民党改憲案がネットで見れるので調べておいた方がいいと思う。

さて9条。自衛隊を軍隊として位置づけることの是非が改憲の主要点だ。今の9条に書いてあることは二点。・戦争を国際紛争解決の手段にしない。・武器、軍隊を保有しない。

この条文の存在する目的は何だと思いますか。それは国に戦争をさせないこと。ロシアみたいに戦争に他国へ打って出ないこと、つまり国を縛ることである。一方、逆のことを考えてみる必要がある。平和憲法を掲げていれば他国は戦争を仕掛けてこないかということである。日本を取り巻く仮想敵国を見るまでもなく、その答えは明らかにNOである。かれらの論理は簡単、自分より弱ければ攻める、それに尽きる。ましてや丸腰の相手なら喜び勇んでやってくるだろう。日本の武士道を期待すると痛い目に合うのである。では現実的な抑止力とは何か。それは国際状況の中で各国の言動を見れば明らかである。相手の反撃が怖いと認識すれば攻めない。つまり現実的抑止力とは仮想敵国と同等あるいはそれ以上の軍備を保有することである。そこで9条平和主義と大いなる矛盾を来すのである。9条改憲論議は奥が深い。今時外交努力が抑止力と思ってる人いるんだろうか。