気温予報「昨日より9度高」@東久留米

昨日18度、今日27度。明日は32度、あさっては33度。

30年前6月に東北出張に行って30度超えを経験してたまげたことがあるが、その時よりも現在は季節が確実に1か月進行している。結局春秋の心地よい気候が日本では目立って少なくなってきたといえる。残念ながら、気候のことは人間の行動ではいかんとも制御しがたいので受け入れるしかない。仮に今から化石燃料消費をゼロにしてもほとんど効果はないだろう。ましてや10年先の消費を一定に抑えたって果たして効果なんか?

ところで、気候変動は太陽活動が主たる原因という説がある。太陽活動はこれから縮小するので間もなく寒冷化に向かうと20年前に大々的に述べた学者がいた。その兆候は20年以内に表れると著書に書いてある。それを今か今かと待ちわびているのだが、今のところ何の兆しも見えない。氷河期は困るが、適度な寒冷気候なら早く来てくそ温暖気候を追っ払ってもらいたい。

◎電気料金値上げ決定のニュース

かねて各電力会社が申請していた電気料金大幅値上げ案に対する国の査定が済みその額が決定した。査定後でも3割から4割の大幅値上げである。小規模小売業界は1円の値上げでも客の顔色を気にしながら汲々として神経衰弱を患っているというのにほんとにいい気なものである。特に北陸電力がすごい。査定というと普通申請額を削るものだが、北陸電力だけ上乗せだ。

価格反映を簡単にできない小企業、個人商店の被る打撃は夏のエアコン時期計り知れないだろう。一方、大企業は蚊に刺されたほどにも感じないと思う。なぜなら、円安等でどこも史上空前の高利益だからである。それを従業員に還元しないものだから、史上空前の内部留保との新聞記事がでていた。従業員還元を渋る以上に問題なのは設備投資も渋っていることである。要するに自分の事業の先行きに自信がないのだ。それを誘導できない国と役所が一番お粗末だと思う。だからG7からはじき出されそうな数字にになる。

◎G7が広島で開催される。首相の一番の希望は核廃絶。果たして各首脳は本気でそう思うか。仮に思っても核を減らそうという行動をしなければ何の意味もない。特に核保有国の所業が問題だ。例えば前回オバマ大統領が現職で初めて広島にきた。しかしそれで何が変わった?核戦争の時計の針はむしろ当時より12時に近づいたのではないか。広島でおもてなししても何の意味もなかった。今回はそうでないという保証はどのくらいある?