霞が関官僚受難

官僚激務「ブラック霞が関

①国会議員の国会答弁原稿作成

上級国家公務員の証は夜中まで働いて朝定時出社の勤務が当たり前のいわゆるブラック勤務。こういう勤務をしないと将来出世しないと見える。定時に帰宅するようでは使えない無能の証なのである。という先日24日の新聞記事。これを感じたのは実は50年前霞が関近くのさる公団に勤務していた時のことである。当時の通産省の担当から連絡が入った。打ち合わせは11時からだという。連絡を受けたのは午後だったのではじめは意味が分からなかったが、夜中の11時のことだと分かって、その猛烈ぶりに驚いたものだった。それが現在も連綿と続いているのである。どうりで最近東大卒の就職第一希望が高級官僚でなくなるわけだ。

夜中までの長時間労働の原因は昔も今も国会対応である。国会で議員が閣僚に質問するのだが、その回答を担当官僚が作成して大臣はそれを棒読みする。だから常にすれ違い。今の状況では国会審議は時間の無駄。生成AIの得意技だから百%任せてしまったほうがよほどいいと思う。

②ブラック職場の二番目はオフィスの環境である。これも新聞で知ったのだが、夏のエアコンの設定温度28度をかたくなに守っているのだそうである。これでは仕事場近辺優に30度超であろう。「暑い。仕事にならない。冷房すら融通が利かない職場環境に不満の声。」「あまりに暑くて仕事にならないので定時きっかりに仕事持ち帰って家でやる。」