都市伝説のついでに

何年か前に下記のような内容の投稿をしたことがあります。小松左京の小説、日本沈没を扱った映画です。映画が封切られたのは丁度大陸移動マントル対流が仮説から学説へと確立された頃で、動かざること山のごとしと思っていた大地がぷかぷかと漂流するという話が科学的に本当だということが分かって、一般大衆の間でも大きな話題となりました。だからこの映画は大ヒットとなりました。ただしこれは都市伝説ではなく単なるフィクション映画です。実際のところ、現在の地球科学の知識では短期間に大陸(日本列島を含む)が水没して消えることはありません。例えば、アトランティス大陸が一夜で水没とか・・。私は都市伝説大好き人間なので、アトランティス伝説が真実であってほしいのですが、その理屈も沈没場所の痕跡も何ら見つかっていません。大陸と海洋地殻を構成する岩石の密度を比べると大陸の方が軽いので容易に沈まないのです。地球上には当初大陸などはなく全面海でした。そのうち、大規模な火山噴火が頻発して大陸地殻が形成されました。出来上がった陸地は風化以外では容易に消えないのです。それが何十億年にもわたって、マントル対流の上を漂流して離合集散を繰り返し形を変えながら存在し続けているのです。

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以前の投稿記事再録

日本沈没という映画をTVでやっているのを懐かしく見た。

先週の話。この映画のオリジナルは1973年の小松左京氏の同名のSF小説に準拠している。日本海溝で起こる天変地異で日本列島が短期間で海中に没してしまうという物語。大陸移動とかマントル対流とか、当時の地球科学の粋を散りばめたいかにも本当に起こりそうな内容だったので大ベストセラーになった。私は当時丁度地球科学の専攻を終えたばかりだったが、私の浅学の知識では事の真偽を正しく把握するのは困難だった。

実際の科学的事実は、沈没とは逆に日本列島は浮き上がる傾向にあるらしい。これは太平洋側から日本列島の下に潜り込む海洋プレートの押上げ効果である。だから日本沈没は完全なSFなので安心されたい。

しかしである。別の天変地異が20年以内に日本を沈没滅亡もどきの危機に陥れようとしている。現在の地球科学では時期的に正確な予測はできない。可能なのは確率。それが起こるのは2035年プラスマイナス5年とされている。それはいわゆる南海地震。しかし単なる南海地震だけでなくそれに連なる東南海、東海地震が一気に連動して起こり関東から九州までの西日本ベルトがとんでもない規模の災害に見舞われることがシミュレーションで示されている。地震の規模が東日本大地震と同じマグニチュード9.1、34mの津波が数分で到達、死者推計32万人、被害総額は220兆円(東日本大災害の10倍)、人口の半分6000万人が深刻な被災、太平洋ベルトの産業経済は大打撃をこうむる。

おそらくこれに加えて富士山の大噴火も加わるであろう。

これだけでもほぼ滅亡状態なのに、さらに致命的な伏兵が控えている。それは原子力発電所原発)の被災。岸田政権はエネルギー政策を原発推進に舵を切った。こんな広域大地震津波にすべての原発が耐えられる保証があるのか。第一そんな厳しいシミュレーションなどやっていないであろう。日本民族は過去何万年も同様な大災害に遭遇してその都度完全に再起復興し進化した経験者なので、今度予測される大災害も克服するだろう。ただし、それは原発抜きの話である。何しろ原発事故の克服など狭い列島で本当にできるのか、全く未知との遭遇に等しい。チェルノブイリも福島も単に蓋をして胡麻化しているだけで住民復興とは程遠い。人が住めなくなれば、日本沈没と同じである。」