後発地震注意報について

今日は成人式の休日のようですね。日本海側は吹雪荒天で大変ですが、関東の太平洋側などはお日様さんさんとガラス戸越しには20度以上小春もどきの陽気です。昨日の東久留米は恒例の七福神めぐりのウオーキング大会、風が強く寒い日でしたが自宅の前を通過していく人たちが結構いました。空は雲も何もなくただ青空。

・凛々しくも青の美空に枯木立 RECOCA

さて今日の主題は後発地震情報についてです。読者のneruzohさんがRECOCAの頭の元気なうちに地震の話を聞きたいと仰っているので今回はこのテーマについて書きます。去年の12月8日青森県東方沖でM7.5の地震が起きました。プレート境界型地震です。青森沖の太平洋プレートがその西側の北米プレートへ潜り込む境界が震源です。2011年の東北大地震のすこし北側かなと思いますが地震のタイプは同じです。

気象庁はこの地震の直後、「三陸沖後発地震注意情報」というのを発令してM8以上の巨大地震への備えを呼びかけました。覚えていますか。2年前南海トラフ震源とするM7級の地震の時も発令されました。これが2例目だと思います。この「注意情報」には住民避難とか交通規制など強制事項は一切伴いません。ただ、備えを見直して厳重に注意せよという一種の精神条項ですが、科学的意味が全くないということはありません。というのは世界のM7以上の地震1447回のうち17回ではさらに大規模のM8以上の巨大地震が1週間以内に起きているからです。その確率は1%です。普通に見れば低確率ですが巨大地震の場合はその巨大な被害を考えれば軽視できないのです。地震の世界では1%は万一の出来事ではないということを言外に含んでいます。

さて私が言いたいのはこの先です。上記の「後発地震注意報」のあと1週間が経ちました➡やれやれ助かった、難を逃れたとほっとしていてもいいのでしょうか?実は全然そうではないのです。今度はM8以上の巨大地震を母集団として考察してみましょう。すると巨大地震でM7級の「前震」を伴う例は稀なのです。2011年の東日本大地震はその稀な例の一つでしたが。ほとんどすべての巨大地震は何の前触れもなくやってくるのです。プレートの境界に溜まった歪は何の前触れもなく一気に解放されて地震になる場合が一般的であり、さらにやっかいなのはかりに大地震を引き起こす小規模な地震が観測されていても、それが日常的に起こる小地震との区別がつかないのが普通なのです。

ですから結論として言えるのは「巨大地震は前触れなく来るから、M7地震が前震であろうとなかろうと、とにかく365日備えよ」ということです。こうして考えると鳴り物入りの「~後発地震注意報」にいかほどの意味があるのかな?という素人の不遜な感想が湧くのです。

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追伸

ほとんど同じ趣旨の記事を12月9日に投稿していてすっかり忘れていました。いよいよ認知症の一里塚がはっきりしてきました。老人の駄文に免じてご容赦ください。