お呼ばれ

娘夫婦宅に夕食招待された。とにかく来るように、といわれてはじめ意味が分からなかったが、後で気が付いた。どうやら50年の記念をしてくれるようである。一種のサプライズ。よくよく思い返すと私たちが結婚式をしたのが3月3日だったので、それを覚えていてくれたようである。

食事を終えてコーヒーの時間に、こちらも作りたてのユーチューブ投稿作品を公開してサプライズのネタに供した。特に「糸」の画像にはふさわしいのをおもいつかなくて、娘夫婦宅のクリスマスパーティ食卓風景というおよそ場違いの画像を張り付けた。それを見て呆気に取られていたが大いに盛り上がった。

日本食料理人の婿さんの当日のコース料理。

1.ホタルイカと新キャベツのサラダ

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2.蒸したポーク(豚)

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3.金目鯛とのどぐろの刺身

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4.さわらの焼き物

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5.潮汁と鯛めし

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・廃校に辛夷の芽生え二つ三つ

・老木の花一枝の極みかな

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ユーチューブアップしました。

去年のクリスマス以来の久々のユーチューブアップ。わずか2カ月ちょっとの間隔しかあいてないのに手順の記憶があいまいで、2度ほどユーチューブ様に受付拒否されたが、当時作成したメモを読み返して何とか解決しました。

北の国から さだまさし作曲

https://www.youtube.com/watch?v=cdIXi3AjMGc

②愛さんさん 小椋佳作曲

https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=qwoesI7x9lY

③糸 中島みゆき作曲

https://www.youtube.com/watch?v=_4qx3Gdwcxg

東京残像写真集

もう一冊図書館で借りた本⇒東京我が残像(1948-1964)田沼武能写真集。

なぜか妙に惹かれて眺めてみた。1948年といえば終戦後3年、戦災に翻弄された、特に子供が街にあふれていた。その写真はまさに小生の子供時代とドンピシャ重なる。惹かれたのはそのせいかもしれない。

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まず街にあふれる戦災児童の数々。

人形のミルキーを眺める孤児 銀座1950年

孤児たちの服装。小生の小学校入学時の集合写真を見るとまさにこんな感じだった。目に見えて改善されてきたのは高学年ごろからだったろうか。こういう時代小生の田舎愛知知多半島の片田舎の小学校で、ヴァイオリンを買わせて教えていた教師がいた。この先生はほどなく岡山の高校数学教師として転任、私はなぜかこの風変わりな先生が好きで晩年まではがきのお付き合いを続けていた。私のサラリーマン退職時には岡山まで報告に行ったことがある。この先生に褒められたことがなぜか今も鮮明に残っている。その1、空の色を紫に塗ったとき。このときは激賞された。しかし紫を好むということは、心の病に関係することを大分後で知ってあまりいい感じはしなかった。その2、歌が歌えなくて、仕方がないので口パクでみんなに合わせていた時。声がみんなに溶け込んでいて非常によろしい!とにかく変わった感性の先生だった。

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子守の少女 1950年

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上野公園1951年

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有楽町日劇ビル狭間1951年

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初詣賽銭箱欲しがる子供たち

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紙芝居1955年佃島

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国会議事堂界隈のバラックに住む子供1956年

 

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路地裏の縁台将棋佃島1958年

少し服装が小ぎれいになっているのが分かります。

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時代が下って1964年駒込

もはや戦後ではない、のフレーズで舞い上がってオリンピックを招致。すっかり余裕しゃくしゃくの雰囲気が見て取れる。

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まだ雨漏りのする小学校荒川区1964年

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・雨上がり弥生の雲の白さかな

・蓮華田のさざ波臥して童唄

 

豆本

豆本。豆のようには小さくないが、それでもすごく小さい本のこと。私たち老眼にはとんと縁のない代物だが、はてなブログで作っておられる記事を見たことがあったので、図書館の本を借りてみた。

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読んでみると、豆本というのは幅広い愛好家に支えられたとても奥が深いものだということが分かった。どうしてそんなに小型の書物を作るのだろうというのがまず第一の疑問だが、その答えは簡単、携行に便利だからである。江戸後期には、着物のたもとに入れて持ち歩ける豆本(袖珍本・しょうちんぼん)がたくさん作られ、庶民の娯楽として広まったそうである。江戸は若者の街だからみんな老眼には縁遠かったものとおもわれる。

豆本の歴史はとても古くて、紀元前2000年に古代メソポタミアで作られた45mmくらいの小さな粘土板が、現存する世界最古の豆文書といわれているとのこと。

以下書物の記事から

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書物の形をした豆本としては、15世紀ヨーロッパで作られた聖書。日本ではそれよりはるかに古く、8世紀(奈良時代)に、高さ6cmの巻物がなんと100万部も印刷され、寺に献納されたのがはじめ。(グーテンベルグよりはるか以前とは驚愕)

豆本こぼれ話

豆本は月に行って帰ってきた。

・世界最古の紙への印刷物は豆本サイズだった

・アラビアの砂漠には、何千という豆本サイズのコーランが埋まっている。

・英国のメアリー女王のドールハウスの中には豆本図書館があった。

・ナポレオンは、遠征途豆本を携行し当時流行の文学作品を読んでいた。

リンカーン奴隷解放宣言は、当初豆本の形で発行された。

ルーズベルト大統領は豆本コレクターだった。

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・昭和の日囲む火鉢のありにけり

・静けさや融雪剤の坂の街

・天空に凍て(こごえ)赤し皆既月食

・雪掘って大根甘き朝餉かな

新雪や抜き差しならぬ者の足跡(あと)

如来像守る桜の枝垂れけり

・眼閉じ花の香りのカフェに座す

・大欠伸何処の空も弥生かな

                recoca

スポーツ・金

言い古されたことだが、なにごとにも金銭はつきもの。オリンピックはその権化のようだ。大スポンサー欧米のTV局ファーストの運営は目に余るようだ。

今朝の天声人語

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究極の被害は再来年の東京オリンピック。まさに熱中症の人体実験のための祭典に見える。前回の秋の清々しい東京オリンピックが懐かしい。

天声人語の最後の箇所で懸念していること。⇒・日付を跨ぐサッカー・早朝に始まる野球等々は避暑対策として妙案ではないか、などと皮肉をいうしかないとはなんとも情けない限りだ。

16年ぶりマラソン日本記録更新。

東京マラソンでのお話。報奨金制度があった。1億円。やっぱり懸賞がかかると、大相撲のみならず何の種目でも目の意の色が違ってくるようだ。それに比べカーリングの選手は気の毒だ。

・寄り添ひて愛でし桜や半世紀

・春の蘭香る洋間のリコーダー

・九条は猿でも分かる春うらら

  ごいさん

・麗らかや島のマラソン駆け抜ける

・マラソンは首都に負けじと島の春

 

今朝の新聞から

・今朝の句

紅梅やひんやり頬を過ぎし風

早春の納豆粘る朝餉かな

夜の雨木立斑に雪化粧

      recoca

①米国社会と銃(朝日天声人語

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民間人が所有する銃3億丁ですよ。児童赤ちゃん含めて一人一丁。法律で命令一発、武装解除なんかできるわけがない。いかに持たせないことが大事か。核兵器もしかり。昨日も書いたが、刀狩を実現した秀吉閣下、いかに傑物だったかわかる。

②孤独は嗜好

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きのうの記事で英国の孤独相創設について触れたが、私が嗜好の問題といったのはこういうことなのである。結局余計なお世話なのだ。

NHK朝ドラ

朝日「声」の投稿から。

私は朝ドラを見たことないからその真偽は全く分からないが、この投書通りだとすれば、NHKの浮沈にかかわる由々しき問題である。視聴料未払い者が元気になる話でもある。

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④最後にちょっといい話(ちょっとでなく、すごく・・・。)

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これは、自分のやった行為(物理的行動のみならず思考も含みます。)は全て自分に跳ね返ってくる、という真理を科学的に説明するとこうなります、という本の紹介。

花クイズ(博士には超簡単)

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新聞記事から・・2・・

米国銃乱射

米国では高校や大学での銃乱射が頻発している。先日は17名の高校生が犠牲になったそうである。こういう記事を見ても特別感慨を覚えなくなっていることが恐ろしい。当の犠牲者と同年代の高校生がついに声を上げ始めた。このうねりは全米に広がり始めていると記事は伝えている。普通に考えればだれが見ても銃規制が必要だと思うだろう。しかし、金の魔力で米議会が全く機能しない。全米ライフル協会はこれを好機とばかり、教師に銃を持たせることさえ画策始めたようだ。

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高校生は間もなく投票権を得る年になる。銃規制が実現するまで団結して頑張ってもらいたいものだ。同じ北米でもカナダは銃規制の国で平和なものだ。昔日本では太閤さんの刀狩が行われたが、実に先見の明であったというべきであろう。

孤独

英国で「孤独担当相」という大臣が新設された。なんだろうと思ったら、文字通りの意味。孤独はいかんということで孤独解消に全省庁で取り組むのだそうである。

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日本でも同じだろうが、英国では65歳以上360万人がテレビが唯一の友達と答えているそうである。たしかに友達付き合いが乏しいということはストレス耐性が弱くなるらしい。これも新聞報道によると、東日本大震災前に友人と交流していた高齢者は、震災後に亡くなるリスクが半減するらしい。

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その意味では孤独解消を推奨することは大変結構なのだが果たして国家が口だすことかとなると、どうなんだろうと思ってしまう。群れているのが好きか孤独が好きかは嗜好の問題でもあるからである。早死にしようがどうなろうが酒たばこは絶対やめない、と同じことといえる面がある。

一方、日本では、もっと根本的な孤独の問題がある。孤独死。私の家の周りでも高齢の一人住まいがにわかに増えてきた。先日もお隣の90近い一人暮らしの人が自宅で脳梗塞で倒れた。偶然娘さんが訪問中だったので事なきを得たが一つ間違えば孤独死だった。特に賃貸住宅での孤独死は発見が遅れると家族親族を巻き込んだ面倒なことになる。孤独死早期発見体制の実現に予算をつぎ込むべきだ。高齢者独居宅をPCなどのネットワークで結んで安否確認を自動で行うなど技術はいくらでもあるのだから、要はやる気の有無の問題である。

おまけ

うちのミカンの木、お化けである。まだ収穫できた。

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