なんと暑いこと。これ4月の陽気なの??

今年は桜前線の北上が遅かったので、ひょっとしたら初夏の訪れも遅れるのかと期待していたら、どっこい話は違ってそんなにうまくは運ばなかった。このところの最高気温は東京で25度。これはもはや夏日である。新潟では30度越えの猛暑。東京の25度は一時のことと思いきや、スマホの予報を見ると25日から5月初旬まで最高気温25の数字が張り付いている。これはひどい。うろ覚えだが、去年のほうがまだましではなかったか、という嫌な予感にかられて、ネットの長期予報を検索してみた。すると、予感的中のような記事が多かった。つまり去年かそれ以上の酷暑の夏になるという気になるご託宣だ。ご存じのごとく2023年、つまり昨年は観測史上最も暑い年ということになった。それ以前の最も暑い年は2017年だったがこれを大幅に更新したとのこと。理由は温室効果ガスの増加と、スーパーエルニーニョ現象のダブルパンチである。エルニーニョは今年前半までは続くとみられるので、今年も超温暖の気候は継続する。さらに昨年の高気温で大気が温まっているので、温暖傾向は昨年に上乗せして現れるということになる。つまり、去年の酷暑を上回る夏になるということである。去年の夏は東京35度が常態化していた。今年はこの数字がどこまでいくか。40度にならないことを祈るのみだ。老人は酷寒酷暑にことのほか弱いからである。

一方、今年の梅雨の到来は遅れる傾向とのことである。そして7月は梅雨前線が停滞しやすいため梅雨明けも遅れる。西日本、東日本の太平洋岸ほど長雨や一時的低温傾向が続き、梅雨時期の大雨に警戒が必要。梅雨は長い傾向。ということは7月は涼しくてほっと一息つけるということか。そして、梅雨明けと同時に昨年以上の猛暑日の襲来となる。残暑も昨年以上に厳しい。まずいことに最近の予報精度は格段に上がっているから、覚悟した方がよさそうである。でも外れてほしい。