5月13日CNNのコロナ関連ニュースから
●いったんは終息した韓国と中国で再び感染者が増加傾向になっている。韓国ではナイトクラブ、教会、軍でのクラスター感染の発生。PCR検査の拡充、感染者の追跡に総力を挙げている
●中国では再度武漢での感染者がでた。これを抑え込むために武漢市はなんと1100万市民全員のPCR検査を10日で実施すると宣言した。そこまでの必要性あるか中国の専門家も疑問を呈しているが、羹に懲りてなますを吹く感じが否めないでもない。一日百万件のPCR検査といえば費用も人員も膨大であるが、短期間で何千何万床もの病院を作った実績から考えるとやり遂げるかも知れない。
●韓国はクラスター構成員の追跡を徹底的に行うとともに更なるPCR検査の範囲を広げている。いったんは終息したかに見えて新規感染者ゼロが続いても何かの拍子に突然再開する。武漢と韓国は、コロナを完全に抑え込むことの困難さが明るみに出た実例である。日本も現状が終息したとしてもどうなるか分からないだろう。
●新たな爆発的感染国の仲間入りをしたのはロシア。あれよあれよという間に感染者数と死者が増え、米国に次ぐワースト2になった。当初最も厳しい国境封鎖をして水際対策が成功していたはずなのにどうしたのか、今回のウイルスがこれほど厄介だとは。
●米国では毎日の新規感染者数2万人台で推移しており、総感染者数140万人、総死亡者8.3万人に達しているが、今週から各州の都市ロックダウンを徐々に解除している。そうしないと経済が持たないからである。これに対してCDC(米国疾病センター)は反対し、8月には死者15万人になると警告している。しかし、議員の多数は経済再生賛成派。コロナである程度の犠牲者の発生やむなしとして経済再生にシフトするつもりのようである。専用の薬もなしワクチンもなしなら犠牲覚悟でウイルスとの共存やむなしと開き直るしかないのかも知れない。
●働き方のシフト
ツイッター社は現在テレワーク中であるが、コロナ終息後もテレワーク継続する方針を表明した。アマゾン社、グーグル社も今年中テレワーク継続。こういう傾向は増えるであろう。日本で一番遅れているのは国会であろう。国会の中に居るということをステイタスに思っている議員が大部分であろうから。