まだorもう/PCR

◎今朝の新聞の新規感染者数は9万5千人。

あ、まだ10万行ってないんだ、と感じるかそれとも、もう~と思うかによって精神衛生の健康状態は変わってくると思う。私は陽性数報道に関しては常に前者。

さらに、私の浅学な知識によると、この数字には厳密な意味は全くないから片目で見るか、全く見なくてよいと思っている。せいぜい感染が広がってるかどうかの指標になるくらいだ。

理由その①PCR検査そのものに起因。感度が繊細過ぎる。発病には程遠いウイルス量とかウイルスの死骸、断片がちょっと喉・鼻にあっただけでも陽性反応をしめして、結果発症と無関係な過大陽性数になる。その②検査なしの症状だけでコロナ病とカウントしてもよいとした。これも数字の過大カウントの原因。医者ですら、症状だけでコロナかインフルエンザかただの風邪か見分け付かないといっているくらいだ。検査キットが初期のマスク不足みたいに足りなくなったから目の子でよいといっているだけだ。たった10万そこらで情けない。いっそのこときっぱり検査数字の毎日の発表をやめて、インフルエンザと同類の5類感染症にしてしまえば双方丸く収まるのに。

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PCRという言葉を意外な分野の本で見つけて感銘を受けた。

なるほど。PCR検査というのは本来こういう風に遺伝子解析で使うんだということが良く分かった。PCR検査の開発者は、これを感染症の臨床に持ち込んではならないと当初から厳重注意喚起していたこと、まだ覚えていますね。

意外な分野とは、野良猫の研究です。野良猫の親子関係を識別するのに遺伝子解析の技術を用いるのだが、はじめの頃解析には血液が1cc必要だった。それが、PCRの手法によって髪の毛一本(猫の毛一本)からも遺伝子解析可能になったので、ただでさえ捕まえにくい野良猫の研究には不可欠のtoolになっているとのことである。これ、九州大学理学研究科生態学研究室の研究です。野良猫、大学の研究テーマになるんだと痛く感銘を受けました。

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