1月22日付PCR検査の陽性基準値(Ct値)改定の通達が厚労省より。

2月に入ってPCR検査陽性者数が急に減り始めました。これは飲食店規制の緊急事態宣言がドンピシャで適正であったという日本政府の大ヒット政策だったからでしょうか?ちょっと待ってください。それについては、下の動画を見てから判断してください。動画内容をかいつまんで説明すると次のようになります。

PCR検査で陽性と判断する基準値をCt値と呼びます。この値をどう決めるかで陽性基準が厳しくなったり緩くなったりします。日本では今までずっとCt⇒40~45で運用されてきました。実はこの値は無意味に厳しすぎたのです。その結果どうなっていたかというと、無症状で他への感染能力もない状態の多くの人が陽性(正しくは擬陽性)患者として隔離され病床をふさいで医療崩壊の一因となっていました。それを今回やっと厚労省は腰を上げCt⇒30~35に引き下げる通達を1月22日付で関係機関に出しました。この結果従来カウントされていた擬陽性者が減り、結果として毎日の陽性者数の総計が減るセンスになったのです。ですから、緊急事態宣言の効果で陽性者が減ったのか、Ct値改定の結果なのかあるいは両方なのか、パッと見分かりません。多分、政府は緊急事態宣言の有効性のみ宣伝すると思いますが、これははっきり誤りであることを国民は理解しておくべきです。なお、この改定Ct値はWTOの推奨値であり、台湾、香港、ニュージーランド等で従来から採用されている値です。

では動画で詳しくどうぞ。

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◎日本オリンピック組織委員会新会長候補

昨日の朝日新聞では橋本聖子氏一本化と報じている。

一方で週刊文春の同新聞の広告欄を見ると、(当新会長候補は)フィギア選手「キス強要」等セクハラ常習犯、の大見出し広告が踊っている。神聖で一点の汚点も許さないオリンピック精神に鑑みるとこういう選考は許されれるんでしょうかね。あれだけ執拗に森前会長の発言を差別発言と罵った朝日新聞が2月18日現在ではただの一語もコメントも危惧も反対も表明しないのは何故でしょうか。女性は何をしても許されるからでしょうか。少なくとも私にはダブルスタンダードに見えます。新聞TVのダブルスタンダードにはもう慣れっこになりましたがね。

◎同じく週刊誌新潮の広告見出し

「ワクチン接種協力の見返りは病院のコロナ受け入れ免除」

本当ならこれは聞き捨てならない取引だ。

今回ワクチンの医療関係者への接種はほぼ全員です。なんか強制みたいに見えます。人体実験みたいな先行接種を、知識豊富な医療関係者がよく受け入れたなとその犠牲的精神に感動していた矢先、このような舞台裏の取引があったのかと、トランプ前大統領みたいになんでも商取引の精神で処理する日本医師会のそろばん勘定に感心します。しかし関心ばかりしておれないのであって、次の第4波までの医療立て直しが急務の厚労省は、こんな取引上手の医師会に手玉に取られないか心配になってきました。