ソーシャルデイスタンス(社交的距離)

面白い言葉がありますね。ソーシャルディスタンス。

他人との距離をある一定に保ってそれ以内に近づけない(近づかない)という概念でしょうか。

下記の動画を見てください。ニューヨークは大変なことになっていますが、西海岸のワシントン州ではソーシャルディスタンスを徹底させて爆発を防いでいるとのことです。これは、マスクより断然効果があると思います。このソーシャルという言葉面白いことに、ソーシャルダンスの場合は密着するのが社交的で、今回は2m以上離れるのがソーシャル(社交的)になります。余談ですが、似た概念の言葉にアームスレングス(arm's length)というのがありますね。35年前海外勤務した時初めて知った言葉ですが、一定の距離という意味です。つまり自身の腕を伸ばした長さの距離という概念で、親しい人以外はその距離以内に入らない(入れない)という意味で使いますが、ビジネスではアームスレングス プリンシプル(利害関係者の独立性が保たれている取引)というのは非常に重要な概念になります。

緊急事態宣言でやっとのことで7割方通勤自粛指令が出ましたが、通勤電車での接触を減らさなければ絶対にソーシャルディスタンスを保つ行動にはならないと常々思っていたので。ただし、周りを見回すと完全に徹底しているとはいいがたいです。大規模商業施設については名指しで自粛要請が出ているので一階の食料品売り場以外上層階の店は全てクローズですが、例えば単独の大規模電化量販店は営業していて多くの若者が来ているし、自称関東一の超大規模温泉浴場の駐車場も満杯になっています。通勤減らしてもその分娯楽で人込み形成していたら同じことと思うのですが。スーパーのレジでも列の距離を取らせているところはないように見えるし、これで5月6日めでたしめでたしとなるのでしょうか。私は厳しい封鎖にしないと7-3でダメだと思います。この2週間の遅れが痛かった。安倍政権内の根強い経済志向を打破するのに手間取ったということです。結局補償金出すのをとことん嫌ったのでしょうね。医療ももたついている間に院内感染が爆発寸前になってきました。先行して中国、欧米での感染爆発の事例があるのだから、うまく反面教師として立ち回る知恵があってもいいと思うのですが。

いいニュースもあります。

アビガン、70%で重症化阻止。

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