グリーントマト

●高笑い

ワハハハの高笑いといえば、この方でしょう。

何代か前の水戸のご老公。今ケーブルTVの時代劇専門チャンネルに毎日登場しています。私は新年の決意の一つとして高笑いを宣言しましたがこのところ実践していませんでした。これではだめだなと思っていた矢先、この番組の再放送を知って、この黄門様と唱和すれば簡単に高笑いできると我ながらグッドアイデアを思いつきました。

黄門様の印籠の威力もけた違いにすごいですね。印籠の前では、どんな大名も悪代官もいっぺんに平伏して反乱など一切ありません。そこへいくと、暴れん坊将軍の吉宗や長七郎江戸日記の長七郎(将軍の甥)は形無しで、名乗りを上げても無視されてチャンバラになってしまう。

 

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・世直しの夢明け易き現実(うつつ)かな

●グリーントマト

今年もトマトの収穫期を迎えました。我が家では色づく前の緑のトマトを重宝しています。今回の収穫。

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何にするかというと、一つはジャム、さらにはぬか漬け。両方とも絶品です。去年修道院レシピのなかのジャムの製法を書きましたが、再度書いておきます。トマトを栽培している方は青いうちに収穫して試してみてください。

・グリーントマトジャム

トマト1kg、砂糖600g、レモン2個

・トマトを洗う。水気を切って薄い輪切りにする。

・砂糖をかけて、冷所に24時間おいておく。

・しみだした汁、レモンの皮をすりおろしたもの、レモン汁と共にトマトをジャム用鍋に入れる。

・弱火にかけてゆっくり煮たたせ、沸騰してから2時間から2時間半ほど煮る。(冷たい皿にシロップを一個おとして、それがこんもりと盛り上がるくらいの固さになるまで)きわめて弱火で。絶対に焦がさぬこと。

・瓶に入れ蓋をする。

●花クイズ なんでしょう。豊島園の入り口にありました。

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紫陽花in豊島園

豊島園は遊園地ですが、その一角に紫陽花園があります。

まず、紫陽花のお勉強から。

一般に私たちが、わ~きれい、と見とれるのは園芸紫陽花といって、もともとの山紫陽花などの自生種に手を加えて改良されたものです。ここの紫陽花園に行ってみて目を奪われたのは、山紫陽花が何十種類も自然豊かな環境に植えられていることでした。しかし残念ながら盛りを過ぎていた。10日ほど遅かったようです。来年は絶対最盛期に来る。

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白い小径

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青の小径

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紫陽花トンネル。花はゼロ。終わってしまっていた

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本当はこうなるはず。

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ついでにこんなのもありますが、時間が合わなくて霧は出てこなかった。

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さて、山紫陽花です。一つ一つに粋なネーミングがされています。ここはすごい。豊島園紫陽花園の最大の売りです。最盛期に来るべきだ。

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ものぐさな人は汽車に乗って外周を巡って紫陽花見物ができる。どうして米国旗だろう?

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遊園地だから普通の乗り物や、お化け屋敷、ふれあい動物園もあります。

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●花クイズ。なんでしょう。正解は多数決。

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近くに可愛い鉄塔がありました。志月さん、どうでしょう?線がないから電柱ではないですね。

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ガスミュージアム

東久留米は湧水と自然の町。文化的にめぼしいものはない、と思っていたら一つ見つけました。東京ガスの運営する「ガスミュージアム」です。

まず、建物が昔のレンガ造りで絵になります。

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この建物は東京ガス(株)の千住工場を復元移築したものだそうです。

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庭のガス灯を模した灯り

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家庭で使用するガス器具の発達の歴史が実物展示されています。

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ガス器具の展示は常設ですが、この施設がユニークなのは、明治以降に書かれた浮世絵を随時企画展示していることです。建物の雰囲気とよくマッチして明治期へタイムスリップした感じです。江戸の浮世絵が美人、役者や景色が対象だったのに対し、明治期のは社会性、報道性を重視した描き方が特徴で、これらの絵から当時の社会、風俗、政治を垣間見ることが出来ます。例えばこんな感じ。

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次の絵は何の現場でしょうか。クレーンの背後に見えるのは実はガスホルダー(=ガスタンク)です。場所は城東区砂町、描かれたのは昭和9年(1934年)この形のものは、無水ガスホルダーと呼ばれ、内部には落し蓋のような円盤状の板があり、ガスが送られてくると板が上昇して空気と入れ替わりガスがたまる仕組みです。有水ガスホルダーと異なり、内部の板には精密な動きが要求されます。

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次も昔のガスタンクみたいです。これは千住工場のガスタンク街。昭和5年(1930年)このたいぷのガスホルダーを有水ガスホルダーといいます。かつては日本のほとんどのガスホルダーがこのタイプでしたが現在は球形のものに変わっています。

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ガス灯点燈

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穴の一杯開いている口からガスを噴出して点燈する、広告の飾りのような存在だろうか。いま行くと点燈の実演をやっています。さらにエジソンの当初のフィラメント電球と最初のガス灯との明るさ比べなど面白い点燈実演も見ることが出来ます。

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今日の題は「ガス灯」または「ガス」で行きましょう。皆様もどうぞ。

ガス灯は季語ではないのでほかに季語が必要です。や、かな、けりの切れ字も忘れずに。切れ字は一個。

・ガス灯や銀座の恋は時を越へ(無季だった!)

・黄落の銀座にガス灯ともしけり

・ガス灯や走り続けて喜寿の春

・ガス灯の銀座に雪の積もりけり

 

 

 

 

 

切れ字「し」について

切れ字としての「し」は、「や」に比べるとかなりソフトな切れをもたらす。

形容詞の語尾に付き、終止形を表します。

高し、低し、面白し、白し、赤し、うれし、うらやまし、つれなし、よそよそし、・・・・・

終止形なので、切れ字として用いることができます。

一方、これら形容詞の連体形(=次の言葉へ連がって修飾する)は語尾が「き」となります。

高き、低き、面白き、白き、赤き・・・・・・。

「し」のときは切れているので、その前後の意味は無関係。「き」のときは、前後の言葉に意味の関係がある、と理解してください。ただしこれはあくまでも形容詞に対してです。では、実例です。

有名な芭蕉の句

①五月雨を集めて早し最上川

早しで切れているので、本来前後の関係はないのですが、この句の場合は、五月雨が集まって川になった、という意味の連携が読み取れます。これは、「し」がソフトな切れ字で、「や」のように強力に意味を断ち切る作用がないからです。意味としては、「五月雨を集めて早き最上川」でも通じますが、俳句としては切れ字がないので、あくまでも「し」でないといけません。

次も芭蕉の句で、「し」をもっと強力な切れ字として扱った例

②山里は万歳遅し梅の花

現代ではちょっと意味の辿りにくい句ですが、次のような句意です。

「辺鄙な山里にあっては、正月に訪れるはずの万歳がやってくるのが遅すぎる感じがしないでもない。しかし、梅の花は季節通りにに咲き始めている。」

さてこの句を解釈す時には、「遅し」が文法的に次の「梅の花」には続かないことをしっかり理解していないと、訳の分からない句になってしまいます。つまり、「山里は万歳遅き梅の花」では意味をなさないわけです。①と比べてみてください。「し」を「や」に匹敵する強力な切れ字として扱った例です。

以上で、形容詞の終止形(し)と連体形(き)の話は終わりですが、ややこしいことに、動詞の過去形をあらわす助動詞も「し」であることです。そしてこちらの方は終止形ではないのです。したがって切れ字として使えない!

例、

尋ねる→尋ね、照る→照り、香る→香り

すなわちこの場合、助動詞は連体形を表します。尋ねし道、照りし月、香りし百合・・。

では終止形は。「き」なのです。

尋ねき、照りき、香りき・・・。

形容詞の場合と全く逆であることに気が付きましたか。

表にするとこうなります。

    連体形    終止形

形容詞  き      し

助動詞  し      き

ここで特に強調したいことは、助動詞の「し」を切れ字と混同しないようにしましょう、ということです。尋ねし、照りし、香りし・・は切れ字ではありません。

参考文献 ユーキャン俳句講座テキスト3

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昨日、友人から、江戸時代に作られたすばらしい蛍の和歌を教えてもらいました。

・はるる夜の星かと見れば松の葉にすがる蛍の光なりけり

そこで、及ばずながら、recocaも蛍の句を認めてみました

・蛍火のあの世この世の便りかな

・蛍火や影を映して二三匹

・寂として通夜の客なし蛍の夜

・真空の闇に火ともす蛍かな

花クイズです。これ、なんでしょう(野菜クイズです。)

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切れ、について

ユーキャン俳句講座より。

最終講座にきて極めて重要な記載に出くわした。

有名なこの句について考察します。

朝顔鶴瓶とられてもらい水

朝顔鶴瓶とられてもらい水

この2句を鑑賞し分けられれば、初級卒業です。

「端的に言えば、①には「切れ」がない。「に」は切れ字ではありません。したがって、この句の中心はもらい水にあります。ということは、この文章はこのままでは中途半端で、「もらい水」がどうしたという部分がないと完結しません。(例えば、もらい水をした、とか)換言すれば、中途半端な理屈っぽさを含んだ句といえます。

それにたいして②の句は、「や」によって上5とそれ以下が切れている。これによって、もらい水のイメージが朝顔のイメージとぶつかりあって、一句全体として、理屈ではない美しい朝顔のイメージをもたらしてくれます。

すなわち、切れているとはこういうことです。意味が断ち切れるのではなく、「や」の前後を一つの世界に高めたうえで、もう一度朝顔に対する作者の感動に立ち戻って、印象を深めるわけです。」

これを、芭蕉の弟子土芳は「行きて帰る心」と表現しました。つまり、

・行き

→→→→→→→→→→

朝顔鶴瓶とられてもらい水

・帰り

←←←←←←←←←←←←←

朝顔鶴瓶とられてもらい水

この行きと帰りに隔たりがあるほど面白い句ということになります。

・やさしくもそよ風吹くや百合の園 recoca

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゆり園に行かなくても、うちの農園にきれいな百合があった。

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紫陽花もあった。

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●花クイズ 農園の花から

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近作・自選・22句

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俳句というものに親しみだしてから丁度2年半。ユーキャン講座も6回のうちの5回目の課題を提出したところである。

これら近作を2年前のと比べると明らかに変化している。しかし、句会に属さないでやっていると確かに変化(=上達といえるかは別にして)しているものの、歩みは遅遅としている。結局、時間ばかりかかってたいしたもののはできない、つまり生産効率が極めて悪いということである。残りの限られた生存期間を考慮すると、これはいかがなものかと根源的疑問にぶち当たっている今朝である。早起きするとろくなことを考えない。

特定検診

●特定検診

東久留米市主催の格安健康診断(がん検診は除く)です。生誕月に受けないと無効になるので今日行ってきました。血液、尿検査、心電図まで500円。胸部レントゲン検査は追加500円、便の潜血検査はさらに追加500円。当然、一番安いのでお願いしますということで受けてきました。結果は3週間後。

身長、体重も計測するのだが、驚くべきことを宣言された。体重に変化ないのに去年より背の高さが7mm縮んだ??診察のとき測定値を見たお医者さんは、縮みましたね~と言ってにたっと笑ったが、一年でそんな奇怪なことが起こるものだろうか。我思うに、測定に当たった看護師さんは相当のめかちんだったに違いないということ。(めかちん=老眼、近眼、乱視、弱視などでちゃんと見えない目。どこの方言か知らないが、私は愛用しています。)

それから気がついたのは、腹囲を測らなかったこと。どうしてか、と聞いたら、厚労省の方針で75歳以上は測らなくてもいいそうなのである。つまりは健康とは無関係の測定だったということ。今、腹囲を気にしているお若い方でも75歳までやり過ごしていれば、何も言われなくなるから大丈夫ですよ。

4年前から、血圧が140を越えて要注意といわれるようになったが、どういうわけか去年から下がってしまった。この傾向は今回も続いている。

●新規のオカリナボランティア先

今月から行き始めたところは写真のように、完全な民家。家の前は長閑な農村です。

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●米国のあるキリスト教牧師さんの説教

娘による日本語への翻訳です。教義をはなれて下々の言葉で語りかける説教内容は、なかなか説得力があります。

「私たちが自分よりも頭の良くない人達を見下して、自分より弱い人たちの弱みに漬け込みたいと思うのは自然な衝動です。私たちは美しくて、お金持ちで、権力を持っている者を褒めそやし、負け組の人々を毛嫌いします。

あなたは車いすの人を尊敬することできますか。あなたは車いす生活になった高齢者の親族が少しでも長く家で生活できるように手助けるのは、いい時間の使い方だと思えますか。それとも自分は忙しいし、手がふるえて耳が遠くなった人の手助けをするというくだらない仕事は、自分にはふさわしくないと思っていますか。

「もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです」(テモテへの手紙第一5章8節)。イエスの愛はいつも、上から下に向かって流れていました。イエスが愛をもって仕えたのは、いつもイエスよりも汚く、貧しく、不健康で、無知で、打ちひしがれ、無価値で、途方にくれた人たちでした。イエスはこうした弱い立場の人々に喜んで仕えました。そして、私たちもイエスのお手本通りに人々に仕えれば、必ず満足を見い出だすことができます、と笑顔で約束してくださっているのです。

さあ、顔を上げて自分の家族や親族のことを考えてください。誰があなたの助けを必要としているでしょうか。

牧師 マーク・ジェスキ―

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・窓映す山河麗し夕焼ける

・忖度で身動きならず永田町

・忖度は打ち出の小槌政治闇

・痛かろう打たれ叩かれ怪文書

・怪文書同居している共謀罪

・川柳も監視されてる共謀罪