30人に一人

あと数日でこうなります。これは日の出じゃなくて日没。

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表題の件、何が30人に一人かというと、定年退職男性が趣味等の仲間を有している割合です。もっともこれはアンケートなどによる調査結果ではなく、ある医師が自分の周りを見回したして得た感触だそうだから数字に意味があるわけではなく、相当に少ないということを定性的に表したものと解してください。

確かに老人男性は群れるのが苦手だ。群れるのに手っ取り早い方法はサークルに入ることだが、一般にサークル内の男の比率は、私の経験からいうと1割~2割。この状況を選り取り見取りと言って喜ぶのは若者の話で老人の世界では当てはまらないことにまず注意してください。理由は皆さんのご想像通りです。数において圧倒的に女性優位ですから、サークルは女性の論理、感性で動いていきます。これに適応できるか否かが最初の関門。これを一言でいうのは難しいですが、とにかく会社、ビジネスの論理を振り回さないこと。サークル女性に嫌われる元になります。これに耐えられたとして、つぎの関門は、上から目線を辞めること。これは会社時代の習性が絡みついていますから意外と大変だと思いますよ。とくに高学歴の人と会社で出世した人。自分で気が付きにくいというかどうしても無意識に出てしまうものです。これにも適応できたからと言って安心していると思わぬ落とし穴にはまります。それは女性群との付き合い方。一言でいえば全方位外交に徹すること。気に入ったおばちゃんとだけサークル内で接するのはご法度。これは皆さん敏感ですよ。俳句でも言っていますが、「付き過ぎ」はいけません。

どうです?結構面倒でしょ。これは私の15年間のじっと我慢の経験から学んだ結論です。ですから30人に一人の理由がすぐにわかりました。直感的に面倒なことが分かるから群れないのだと思います。では、男だけのサークルにすればいいじゃないか、という選択もありますが、これはこれで個性のぶつかり合いがあってたいへんみたいです。この前男声合唱団所属の友人がいっていましたが、歌うのはいいが団内の付き合いは嫌だといっていました。学歴でてに関する上から目線が鼻につくらしいです。

以上サークル生活は面倒と言ってきましたが、それでも何とか克服して群れることをおお勧めします。人との会話は脳を刺激して活性化し認知症予防になるといわれています。それに、脳というのはご褒美を欲しがる器官だそうです。他人から褒められたり評価されると達成感が出てドーパミンというやる気物質が分泌され、さらに幸せホルモンといわれるオキシトシンが分泌されるそうです。心に平安をもたらしストレス軽減になります。さらにそれが引き金になってセロトニンも出てくる。これが不足すると鬱や不眠になる。

私は、バーチャルな交流であるブログも一定の効果があると思っています。とくにはてな村のブログ交流はよいと思う。コメントを介したブログの交流は子供の頃はやった「文通」と同じで一種の「ワクワク感」をもたらします。逆に言うと、相手にワクワク感、高揚感、さらなるやる気を与えるようにコメントを提供すべきだということです。

バーチャルな世界をはみ出して、現実世界をちょっと垣間見ることになればもっと素晴らしい展開です。ブログの中の「心友」が「現実世界」の友になる、これ奇跡じゃないですか。

・今日の句

・虎落笛柩の友を送りけり

もがりぶえと読む。一種の難読語。冬の激しい風が竹垣や柵に吹き付けられて発する笛のような音を意味する冬の季語。初めて使ってみました。句の内容はフィクションです。

・凩の部屋に人影椅子ひとつ

・凩の音に紛れてクラシック

・凩やモカの香りの椅子ふたつ

冬至=ダイヤモンド富士

冬至は東久留米にとっての風物詩である。駅の富士見テラスから見る日没がちょうどダイヤモンド富士になるのである。後2,3日後に山頂真ん中に日が落ちる。なので富士見テラスはこの一週間この通りの満員御礼。

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・くるめっこ富士のダイヤで長者様

自販機から俳句

かみさんが病院帰りに伊藤園のほうじ茶を買った。

そうしたら、ペットボトルのラベルに俳句が載っているのを見つけて興味を引かれた。なんだろうと思ったら、伊藤園は毎年20年以上一般から俳句を募集して優秀作品をペットボトルに載せてるのですね。お菓子の景品みたいに、自販機を押すとどんな句が飛び出すのだろういうワクワク感を狙ったなかなか上品な企画です。

ほうじ茶1のラベルの句:中学生の部優秀作「将来は普通に過ごす予定です」奥井(13才)

新俳句と銘打っているだけあって、見ようによっては?という句ですが、良く考えるとなかなか哲学的かもしれません。普通に過ごすということが如何に難しいことか、13才にして既に見抜いているのですから。本心はそれを突き抜けて普通以上に生きていきたい、ということなのでしょう。

季語なし、切れなしで作文の文章に過ぎないが5・7・5のルールは生きている。審査員は誰かと調べたら、なんと現代日本の俳壇の重鎮がずらりと勢ぞろいしている。17文字の枠の中で何でもあり、というのは俳句(もどき)愛好者の裾野を広げるうってつけの方法かもしれない。

ほうじ茶2のラベルの句:高校の部優秀作「真っ白な未来に私は攫われる(さらわれる)」勝又(16才)

これは、アイデア賞だ。真っ白な未来。そして攫われる。とても斬新で魅力的な作品。季語の力に頼らないでのアイデア一本勝負の心意気が清清しいと思います。

伊藤園のペットボトルをどんどん買おう、なんちゃって。

「お~い俳句」という本も出版してしまった。病膏肓に入る。

俳句目線で新聞の見出しを見ると、結構それらしいのに出くわします。

一例。昨日の朝日新聞朝刊から

アレッポがれきの中に咲く笑顔」これはシリアのアレッポの記事に付けられた見出しです。反体制派の占領体制を、ロシアの援軍でアサド政権が解放したという内容だが、本当の解放かどうかは疑わしい、と個人的には思っています。それはともかく、束の間の平安の中での人々の笑顔に焦点を当てた見出しです。

シリアに四季はないから季語はなくてもよい。

新俳句風にするなら、上語にのを補って5文字にする。

アレッポのがれきの中に咲く笑顔

さらに切れを作って伝統俳句の形式にするなら、

アレッポの瓦礫の狭間子の笑顔 recoca

クイズ:上の句で、「切れ」はどこにある?

 

 

有限実行のつもり

絵手紙。

大分前から絵手紙を始める、というか始めたいというか、何となくの願望をここでもらしてた。しかし。画材専門店に行ったり、サークルに入ったり、通信講座を受講するのは金がかかるし面倒なので1年ほど未着手の状態になっていた。

ところが、きのうフラット立ち寄った百円ショップになんと一式道具が一緒に固まっておいてあるではないか。これはもう始めるより仕方がないと思って即購入。有言実行事項の追加として宣言することにした。投資額は600円。俳句の能力は先が見えたので、絵を描いてそこに駄句を記せば多少ごまかせるかなと思っています。

購入品一覧。

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●先週金曜日は一日多忙であった。

午前中行った施設外観と自然環境。

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午後のオカリナレッスンの生徒。

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昭和ノスタルジー(2)

前回はほうろう看板について書いたが、実は私にとってはとっておきとでも言うべき昭和懐古物がある。それは「名曲喫茶」。

昭和40年代、私が学生の頃隆盛を極めた。コーヒー一杯で一日中粘れる。ただし、薄暗い空間でひたすら静かにクラシックの名曲を聞くだけで私語はご法度である。そのかわり飛び切り上等のアンプとスピーカーで最上級の音が楽しめる。自宅に上等のステレオ再生機をもてない学生が大部分であった時代、名曲喫茶が、安価にクラシック趣味を満たす唯一の場所だった。さんざん名曲喫茶に入り浸ったあと就職してしまうと、そんな優雅な時間をもてるはずもなく、当然の如く足が遠のかざるをえなかった。そして、気がついてみると、古の名曲喫茶スタイルは過去のダサいものとみなされ淘汰されて跡形もなく消え去っていた。同時期にはやった「歌声喫茶」も同じ運命をたどった。いまや聞くのではなくカラオケバーで蛮声奇声を張り上げるのが当たり前の時代。

と密かにぶつぶつ嘆いていたら、なんとまだ絶滅危惧種として都心に生息していた。その極めつけがあの渋谷道玄坂に生息する名曲喫茶「ライオン」。いにしえの伝統的スタイルを頑固というか愚直というかしっかり守って営業している。だから外観は何の店だか判然とはせず、一見さんにはかなり敷居が高いはずだ。これを知ったのは10年ほど前。ありがたいことに今なお生存中。なんか、今再び静かに名曲喫茶ブームが沸き起こっているそうだから長生きはしてみるものだ。その証拠に2010年以降名曲喫茶スタイルの喫茶店が結構新たに立ち上がっているらしい。

「ライオン」ほどのスタイルのこだわりはないが、都心にはほかにもあることを知った。新宿、本郷。

そして面白いことに、高円寺、吉祥寺、荻窪、阿佐ヶ谷、国分寺、国立の中央線沿いの街に点在している。中央線の文化度の高さはこういうところにも見て取れる。言っちゃ悪いが、北上するにつれ程度は下がるようである。西武池袋線(東久留米のある線)は大分落ちる感じがする。

では、ネットでの紹介記事を見てみよう。

渋谷の名曲喫茶ライオンは、おひとりさまでも気兼ねない喫茶店 - 北欧、暮らしの道具店

見せかけのおしゃれとは違う、本物の異空間へ。今「名曲喫茶」が静かなブームなんです | キナリノ

名曲喫茶 月草

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ネットから珍しい花、お分かりですかな。

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昭和ノスタルジー・・ほうろう看板

間もなく平成が終わる。次の世代になると昭和はどのようにイメージされるのだろうか。われわれ昭和世代が明治は遠くなりにけりと思うのと同じようにノスタルジーの対象にすぎなくなるのかもしれない。明治、大正、昭和、平成と並べてみると、戦争と平和の交互の世代だったといえる。平成の次の世代にこの法則が当てはまらないようにしたいものである。

さて、これを見れば一気にレトロな昭和ノスタルジーモードに浸れるもの、読者の皆様はそれぞれにお持ちと思うが、私はこれである。ほうろう(琺瑯)看板。明治後期に導入され、昭和中期に徐々に姿を消した広告看板である。田舎や過疎の町のレトロ感が一気に増幅される。現在はその希少価値ゆえにお宝取引の対象にもなっている。収集家も結構な数おられることだろう。昨日、それを纏めて出版された本を見つけた。2000点以上の収集看板を食品、日用品などの種類別に分類してある。その一部を紹介します。「日本ほーろー看板大図鑑」

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ネットにも無数のコレクションが画像として提供されている。

https://search.yahoo.co.jp/image/search?p=%E7%90%BA%E7%91%AF%E7%9C%8B%E6%9D%BF%E3%81%A8%E3%81%AF&search.x=1&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=2&oq=%E7%90%BA%E7%91%AF%E7%9C%8B%E6%9D%BF&at=s&ai=nCsvfYrVQ1W8KEZHeTs4oA&ts=26473&fr=top_ga1_sa

あの頃あんな名のものが世に出回っていたな、と懐かしい気分が湧いてこないでしょうか。これらを見て思ったのですが、やっぱり看板だけよりも、それが掲げられている町とのセットで見たほうが懐かしさの感慨は数段上だと思いました。

もうすぐクリスマス

クリスマス前の1ヶ月、待降節といってキリスト教会では重要な時期です。キリストの降誕を待ち望む期間。クリスマスは一瞬ですが待降節は長い。

上とは全く関係ないが、RECOCAは有言実行の士であることを実証するためにユーチューブ次作品2点を公開します。はてな村の皆さんへの少し早いクリスマスプレゼントとして受け取ってもらえると嬉しいのですが。

1.アメージンググレース

https://www.youtube.com/watch?v=Mt1PLoKqrVA

2.聖夜(きよしこの夜)

https://www.youtube.com/watch?v=rx0GkFcVD-k

いずれも、歌:K.E(=娘)、オカリナ:RECOCA

3.おまけ

https://www.youtube.com/watch?v=heOY0B11k3c

・ジャズの人ロックの人にもクリスマス

・侘び住まい何とはなしにサンタ待つ

                  recoca