福島5年

福島県で子供の甲状腺がんが急に目立つようになったそうである。

これはチェルノブイリの経験から十分予想されることであるが、地元の医療機関である福島県立医大のお医者さんは、原発事故と無関係といっているが、これは安易過ぎないだろうか。地元の医者なのだから、もうすこし被害者に有利な要素を見付けるぐらいのつもりでふるまってもよいのではと思う。

・事故原発の汚染水増加がとどまる気配がない。すでにタンク千個だそうです。石油タンクみたいなばかでかいのが千個林立景色は壮観だろう。野鳥の森とよばれていた緑地をつぶし、駐車場をつぶし、増設余地は残り少ないとのこと。

・溶けた核燃料の除去はもっと途方もなく不透明。本当に出来るのかさえだれにも分からない。取り出せたとして、そんな何万年も危険なものをどう扱うのか背筋が寒くなる。

事故処理や廃炉に膨大な経費がかかるが、あら不思議、電力会社の経営には何らひびかない、というのがみそだ。会社をつぶしてはいけないという大前提があるからで、国の補填と電力料金への上乗せで破綻しないように保護されている。常識で考えると、こういう甘い組織では事故はなくならない。国鉄など国営企業を民営化したのは、その甘い経営の弊害をなくすのが目的ではなかったか。

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