今回の新曲アップは、滝廉太郎作詞、作曲の秋の月です。原曲は四季という混成四部合唱の秋の部「月」を山田耕作が独唱曲に編曲したものです。
この曲は滝廉太郎の代表曲荒城の月と並ぶ月2連作で、荒城の月が別格として世に知れ渡っています。しかし私は断然、秋の月好み派です。荒城の月は、遠い歴史を振り返り感慨に耽る内容ですが、秋の月は人の心の奥に分け入って物思いに耽る名曲です。歌詞も本人の作。
光はいつも変わらぬものを
ことさら秋の月の影は
などか人にもの思わする
などか人にもの思わする
あヽ鳴く虫も同じ心か
あヽ鳴く虫も同じ心か
声の悲しき
滝廉太郎は20歳、ドイツ留学直ぐに結核感染し、帰国後23歳で夭折しました。もっと生きていたらどんな名曲を残しただろうか。残念です。
RECOCAのオカリナ
伴奏はネットより借用(了解済み)
画像後半はカメキチさんブログより再度お借りしました。
組曲四季全曲の独唱。第一曲春は有名な「花」