年金生活者へ現金給付・ほか

◎なんだ、まだ政府への申し入れだけか。財務大臣はやるかやらないか分からないととぼけている。しかし、マスコミはやる気モードでぶち上げているのだから、これで取り下げたら岸田内閣危うい。なぜなら、夏に参議院選挙を控えており、高齢者グループは大票田だからである。高齢世代、不断の高投票率の賜物。若い世代の低投票率はこういう時損をする。

さてしかしですよ、これは明らかに選挙目当てのバラマキでその大義名分はあやしい。年金額は確かに下がっている。しかしそれは、物価の下落に連動して決められた数式によってはじき出されたしたものであるはず。それを補填するとなると、年金の算出システムが不都合であることを政府自ら認めることに他ならない。しかしどっちにしろ5千円呉れるというなら有難く貰っておく。

今朝の朝日新聞より。

かたえくぼ欄

「一票の重さ」

金五千円なり

  -参議院選

 投稿者(船橋・2784)

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震度6強の中の新幹線

よく転覆しなかった。そして死傷者なし。これは偉大なことだ。高架の橋げたが崩落しなかったこともすごい。

1968年自分が名古屋から東京へ就職した頃のことを思い出した。時は丁度東海道新幹線開通直後、そして静岡愛知沖を震源とする東海大地震間近のうわさで騒がしかったころ。大地震到来は単なるうわさではなく地震学者の学説だったから、地震学を少し齧った身としては本気で心配し、こんな危ない時200㎞で走るような乗り物には乗らないと宣言して帰省を渋り家族をあきれさせたものだった。そして一番心配したのは、途中駅でのひかり号のこだま号追い越しが本当に衝突なしに正しく行われるか、これを本気で心配して追い越されるときは電車を降りていたほどである。なぜなら、線路の切り替えや運航システムはすべてコンピューター管理だと聞かされていたからである。自分もその頃丁度会社でコンピューターを齧り、プログラムを書き始めていたので、コンピュータープログラムというものの脆弱性というものが分かり始めていた時期だった。特に初期段階が危うい。いくら目を皿の如く点検しても絶対といっていいくらいプログラムミスはゼロにできない。時間をかけてあぶりだしながら限りなくゼロを目指していくものなのである。

新幹線の運行管理システム、さすがえりすぐりのプロ集団の仕事とはいえ、開始から50年以上事故につながるミスなしに運営されている技術はどれだけ敬服してもしすぎることはないと思っている。