東久留米の名所が消えた

結局金がないんだね~。あるところにはあるんだけど(国葬

東久留米駅西口から西へ大通りが通っている。これができたのは20年くらい前のことだろうか。大八車の似合う狭い農道もどきの行きかう東久留米にしては破格のメインストリートだ。しかもこの先に遠く富士山を望むという稀有のロケーションである。そこでこれを望むテラスを駅に併設して名所にしようと市は考えた。よくある富士見テラスである。そしてこれは大成功だった。なぜかというと、東久留米からは冬至の夕刻、ダイヤモンド富士になるからである。

ダイヤモンド富士東久留米駅富士見テラス

東久留米駅富士見テラスからの富士山の眺望。

駅から西に延びるメインストリートの両側には眺望を邪魔する高層建造物が今のところ無い。本当は条例で規制しておかないとすぐに眺望はだめになるはずであるが、田舎町なのでまだ2022年現在まだ大丈夫である。しかし早く条例作らないと後の祭りにならないとも限らない。なぜやらない。市は名所を本気でキープする意志があるのか疑っていたら、なんと本気ではないことが分かって驚いた。湧水と富士見テラスが売り物双璧のはずなのに大事な一つが欠けることになる。

実は駅に接続されているこのテラス、去年耐震構造になっていないことが分かり閉鎖になった。そして改修工事のはずだったのに、工期と工事費が掛かりすぎるという理由で中止になり撤去ということになってしまったのである。簡単に名所をつぶしてどうする。一方で国葬なんかに浪費しおって。なんぼかまわしてくれ。むしろ旗を立てて一揆を起こしたいくらいだ。

最新市報から

間もなく撤去される富士見テラス