新聞記事から・・2・・

米国銃乱射

米国では高校や大学での銃乱射が頻発している。先日は17名の高校生が犠牲になったそうである。こういう記事を見ても特別感慨を覚えなくなっていることが恐ろしい。当の犠牲者と同年代の高校生がついに声を上げ始めた。このうねりは全米に広がり始めていると記事は伝えている。普通に考えればだれが見ても銃規制が必要だと思うだろう。しかし、金の魔力で米議会が全く機能しない。全米ライフル協会はこれを好機とばかり、教師に銃を持たせることさえ画策始めたようだ。

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高校生は間もなく投票権を得る年になる。銃規制が実現するまで団結して頑張ってもらいたいものだ。同じ北米でもカナダは銃規制の国で平和なものだ。昔日本では太閤さんの刀狩が行われたが、実に先見の明であったというべきであろう。

孤独

英国で「孤独担当相」という大臣が新設された。なんだろうと思ったら、文字通りの意味。孤独はいかんということで孤独解消に全省庁で取り組むのだそうである。

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日本でも同じだろうが、英国では65歳以上360万人がテレビが唯一の友達と答えているそうである。たしかに友達付き合いが乏しいということはストレス耐性が弱くなるらしい。これも新聞報道によると、東日本大震災前に友人と交流していた高齢者は、震災後に亡くなるリスクが半減するらしい。

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その意味では孤独解消を推奨することは大変結構なのだが果たして国家が口だすことかとなると、どうなんだろうと思ってしまう。群れているのが好きか孤独が好きかは嗜好の問題でもあるからである。早死にしようがどうなろうが酒たばこは絶対やめない、と同じことといえる面がある。

一方、日本では、もっと根本的な孤独の問題がある。孤独死。私の家の周りでも高齢の一人住まいがにわかに増えてきた。先日もお隣の90近い一人暮らしの人が自宅で脳梗塞で倒れた。偶然娘さんが訪問中だったので事なきを得たが一つ間違えば孤独死だった。特に賃貸住宅での孤独死は発見が遅れると家族親族を巻き込んだ面倒なことになる。孤独死早期発見体制の実現に予算をつぎ込むべきだ。高齢者独居宅をPCなどのネットワークで結んで安否確認を自動で行うなど技術はいくらでもあるのだから、要はやる気の有無の問題である。

おまけ

うちのミカンの木、お化けである。まだ収穫できた。

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